談話室 ページ42
.
「で?」
至さんの部屋でのことを万里に話すと、
万里は片眉を上げた。
「で?、と言われましても…」
私は目を泳がせる。
「あったことを包み隠さず話したんですけど…」
「ふーん」
そう言ったきり、口を開こうとはしない。
「ば、万里?」
なんでそんな不機嫌そうな顔してるのさ。
至さんも不機嫌だったけどさー。
なに、今日MANKAIカンパニー不機嫌dayなの?
「いきなり惚気ともとれる話をされて
不機嫌なのは分かるけど
こっちは悩んでるんだよー
ねぇー万里さあああーん
何か言ってくだせぇよおおお」
バコッ
「い''、痛っ!」
「オマエちょっと黙れ」
ギロリと睨まれた。
チッ。
相談相手をぶん殴るなんて非常識すぎる!!
やっぱりこんなやつに相談なんてするんじゃなかった!!
.
「オマエ、嫌だったか?」
「え?」
ポカンと万里の顔を見れば、
「至さんにキスされたことに決まってんだろ」
ますます不機嫌そうに
眉間にシワをよせる万里。
至さんに……キス…………
「い、いや……別に嫌じゃなかった…///」
「…ふーん…
.
.
じゃあ、俺だったら?」
.
.
「、、、、、、は?」
何を言い出すんだ頭打ったんじゃないか、と万里の顔をまじまじと見つめる。
そんな私に万里は目線を合わせた。
綺麗なその目は、少し哀しそうで。
「……万里?」
ドンッ
「っ!?」
いきなり目線が反転。
後ろにドサッと倒れ込んだのは、柔らかいソファの上。
ギシ、と感じる重み。
万里が私に覆いかぶさるように近づいてきた。
.
383人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ゲーム」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽっぷんぺ ∂(プロフ) - 夜桜霙さん» コメントありがとうございます!!更新の励みになりました!がんばります…! (2017年9月6日 19時) (レス) id: 1dd4cba745 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜霙(プロフ) - あ、やばい、至さんかっこよすぎて昇天しそう…更新頑張って下さい!! (2017年9月4日 18時) (レス) id: a43026bb5f (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷんぺ ∂(プロフ) - 和風和菓子姫さん» コメントありがとうございます!たるち可愛くさせるのが好きで…笑← 更新の励みになりました! (2017年9月2日 17時) (レス) id: 1dd4cba745 (このIDを非表示/違反報告)
和風和菓子姫 - え、ちょ、たるちが可愛いすぎるぁぁぁぁぁ!! (2017年9月1日 1時) (レス) id: 6f0a98566f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もなみ | 作成日時:2017年8月26日 17時