【A3!】優しさを溶かして＿ 【茅ヶ崎至】

貴方の部屋 ページ20

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至さんに勉強を教えてもらってから２ヶ月とちょっとが経った。

実は、この前のチョコケーキの件から
至さんといると落ち着かない。





だっていきなりアレだよ！？

指舐めるとか！！

だから二次元かよ！！

至さんはいちいち二次元かよ！！



こんな色気のないヤツでも、至さんはあんなことするのか。

恐ろしいな茅ヶ崎至。



今日は日曜日。


学校は休みだから、朝から勉強かなーと思ってたら至さんからLIMEが届いた。








茅ヶ崎至A、今日遊園地行かない?








「……………………………………」







アレ。私まだ目覚めてないのかな。

ギューッとぽっぺたをつねる。

痛い。

万里並みに痛い。




「あの至さんが？」




あの会社から帰ってきたら、
いつもゲームしかしてない超超ド級の干物男茅ヶ崎至様が？




ゆ、う、え、ん、ち、？




ポカンとしてると、
既読スルーされてるかと思ったのか





茅ヶ崎至嫌ならいいけど




という文面と、
少し拗ねてるスタンプが送られたきた。




「え。可愛い。行く。」



即刻返信を打つ。



A行きます!

茅ヶ崎至じゃあ車で迎えに来る

Aありがとうございます!



お辞儀をしているスタンプを送ってから、

私は大急ぎで着替えた。





待って。待って。待って。

至さんとお出かけとか何罰ゲーム？！

周囲に美の格差を見せつけるための罰ゲームか何かかなぁ！？



「てか！何着ればいいの？！」



クローゼットの服を色々漁った結果、

白のオフショルに決定。


大急ぎで着替えて髪もメイクも整えた。



すると、タイミングよく



ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝｯ



とインターホンが鳴った。






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