104号室：万里と十座の部屋 ページ13
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え、ちょっと待って、と私は目の前のとんでもなくイケメンの男性を凝視する。
顔整いすぎかよ。
鼻高っ。肌白っ。スタイル良すぎっ。
え、ちょ、これまじで二次元レベルなんじゃないの。
ほわああああああ…！！
と、目を輝かせる私を一瞥した彼は、
次に万里に目を向けた。
「万里」
いや、声もイケメンかよ。
さっきは意識して聞いてなかったけども。
どんなエロイケボだ。この人。
「なにしてんの」
ジト目の彼。
いや、その顔も素晴らし。
まぁ、部屋に入ったら団員と見知らぬ女子が喧嘩してるなんて普通そんな顔なるわな。
「あー、こいつ？」
すると、万里がやっと私の頬を離した。
あー、痛かった。
伸びすぎて元に戻らないかと思ったわ。
しくしく嘘泣きしながら、ほっぺを触る私を指さした万里。
「至さん、アンタの教え子っすよ」
「え」「ああ」
私と彼の声が揃った。
あ、前者は私ね。
ちょいと待ってくれ、万里さん。
あなた今『至さん』って言った？
うん、言ったよね！？
聞き間違いじゃないかな！？うんー！
「A、この人が至さん。お前の家庭教師」
WOW。万里追い討ちかけるね、君は。
そう言われて、彼…至さんを見る。
こ、この人が家庭教師か…。
しょ、正直ここまでのハイスペックは求めてなかったっていうか。
そりゃイケメンって聞いてたけど、あんまり期待はしてなかったし。
てかこんなイケメンに勉強教えてもらえるとか、なに。
乙ゲーのバクステストーリーか何か。
イベントボーナスか何か。
すると、至さんは目を白黒させる私にニッコリ微笑んだ。
「茅ヶ崎至です。ここの劇団員。普段は会社で働いてます。よろしくね、Aさん」
綺麗な白い歯が覗く口元から、
落ち着いた大人の声が私の名前を呼ぶ。
「そうか…ここが天国か」
私は頭を抱えた。
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ぽっぷんぺ ∂(プロフ) - 夜桜霙さん» コメントありがとうございます！！更新の励みになりました！がんばります…！ (2017年9月6日 19時) (
レス) id: 1dd4cba745 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜霙(プロフ) - あ、やばい、至さんかっこよすぎて昇天しそう…更新頑張って下さい！！ (2017年9月4日 18時) (レス) id: a43026bb5f (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷんぺ ∂(プロフ) - 和風和菓子姫さん» コメントありがとうございます！たるち可愛くさせるのが好きで…笑← 更新の励みになりました！ (2017年9月2日 17時) (レス) id: 1dd4cba745 (このIDを非表示/違反報告)
和風和菓子姫 - え、ちょ、たるちが可愛いすぎるぁぁぁぁぁ!! (2017年9月1日 1時) (レス) id: 6f0a98566f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなみ | 作成日時：2017年8月26日 17時
