ずっと月は綺麗でしたよ 【東海オンエア】 【てつや】

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「え、ちょっと…」



突然のことだし、こうやって押し倒されるのはやっぱり
俊介さんのことが思い出されるからどうしても背中がゾクッとする。



て「あっ…ごめん。つい…」



てつやは慌てて私の上からどいてリビングに消えていった。



ちょっといい雰囲気になったのに一気に気まずくなってしまった。



今日は疲れてしまったので私はお風呂に入って寝ることにした。



お風呂から出てリビングに行くと電気が消えていて、
てつやの部屋を覗くとパソコンの前でてつやが眠っていた。



パソコンを見ると編集途中の画面が映っている。



編集、頑張ってるなあ。



「編集大変なのにお疲れさま」



本当に尊敬できる人。



まあ、なかなか起きてくれなかったりするし、
お風呂に入らないし、歯磨きもろくにしてくれないけど。



さっきはてつやのこと、傷つけちゃったよね。



「さっきはごめんね、てつや」



そう言っててつやにキスをすると



て「んふふ」



と微笑みだした。



「私、てつやが真剣に編集している姿、かっこよくて大好きだよ」



頭を撫でながら普段は思っていても直接言わないことがなぜか止まらない。



「私、少しづつ慣れるようにするからね」



てつやの頭を撫でてもう一度キスをして



「おやすみ」



と言って毛布を掛けて部屋を出た。

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