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てつやSide
元カレと会った。
東京で一緒に働こうと誘われた。
それだけでも俺的には精神的ダメージが大きいのに更に追い打ちをかけるように
元カレの泊まるホテルに行ったと言い出した。
もう聞いていられない。
これ以上聞いていたらおかしくなってしまいそうだ。
「待って!!」
俺の手首を掴んで泣くAのことを見ることはできない。
て「…ごめん」
俺はそれだけ言ってAの手を振り払って家を出た。
「てつや…てつ」
バタン
泣きながら俺の名前を必死で呼ぶ声を背に俺は駐車場に向かった。
最悪だ。
大切にしよう。
大切にしようと思っていたのに。
数日前に旦那のこともあってキスすることすら怖いと言っていたはずなのに。
俺以外の男とそういうことをしたのか。
Aのことを傷つけまい、絶対に幸せにしよう。
そう思っていたのに。
Aが悪いわけではないのはわかっている。
それはあの泣き腫らした目と、乱れた髪の毛、崩れた化粧。
あの姿を見ればわかる。
わかっているけど、今の俺はどうすることもできなかった。
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さな(プロフ) - 廻さん» ありがとうございます(;_;)Part2でもどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年3月21日 13時) (レス) id: d3d9450edc (このIDを非表示/違反報告)
廻(プロフ) - 掛け持ちしてるんですし無理のないペースで更新頑張ってください!Part2楽しみです! (2018年3月20日 23時) (レス) id: 51b85a0743 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - ゆきさん» そう言っていただけると励みになります!ありがとうございます(´;ω;`) (2018年2月25日 1時) (レス) id: bf0b2a4f8e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 面白い〜!!!この小説1番好きですヽ(*´∀`)ノ執筆ご苦労様です!応援してます( ¯∀¯ ) (2018年2月24日 19時) (レス) id: 79b287e614 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - みことさん» てつや推しだったんですね!ありがとうございます、更新頑張りますm(_ _)m (2018年2月13日 8時) (レス) id: d3d9450edc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さな | 作成日時:2018年2月8日 21時