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て「A!!」
てつやの声が聞こえる…
帰ってきたんだ。
私は少し目を開いててつやがいることを確認すると自然と涙が溢れてきて
「てつや…ごめんなさい…ごめんなさい…」
と謝ることしかできなかった。
て「…」
てつやは私のことをただただ見つめるだけ。
その目は冷たく感じた。
て「何があった。なんで19時までに帰ってこなかった。それに…それに…」
突然てつやは言葉を詰まらせて
て「会ってた奴のことも話してよ」
聞こえてたよね。
そりゃそうだ。あんなにわざと聞こえるように言ってたもん。
ブーッブーッブーッ
【 着信 田中航 】
てつやは私の携帯をチラッと見て
て「誰なの」
「…今日会ってた人」
て「はあー…」
てつやは深くため息をつき、私のことをそっと床に寝かせて部屋から出た。
ブーッブーッブーッ
鳴りやまない携帯。
私は携帯を鞄の中に投げつけててつやのことを追った。
「てつや待って!!」
て「…」
てつやはただただ黙ってソファーに座って携帯をいじっている。
「ごめんなさい。本当にごめんなさい」
て「謝られてもさ…」
「何から話せばいいかよくわからないんだけど…」
私は呼吸を整えて航と何があったかを話し始めた。
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さな(プロフ) - 廻さん» ありがとうございます(;_;)Part2でもどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年3月21日 13時) (レス) id: d3d9450edc (このIDを非表示/違反報告)
廻(プロフ) - 掛け持ちしてるんですし無理のないペースで更新頑張ってください!Part2楽しみです! (2018年3月20日 23時) (レス) id: 51b85a0743 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - ゆきさん» そう言っていただけると励みになります!ありがとうございます(´;ω;`) (2018年2月25日 1時) (レス) id: bf0b2a4f8e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 面白い〜!!!この小説1番好きですヽ(*´∀`)ノ執筆ご苦労様です!応援してます( ¯∀¯ ) (2018年2月24日 19時) (レス) id: 79b287e614 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - みことさん» てつや推しだったんですね!ありがとうございます、更新頑張りますm(_ _)m (2018年2月13日 8時) (レス) id: d3d9450edc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さな | 作成日時:2018年2月8日 21時