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次の日、昨日のことがなんとなく申し訳ないと思い、
私はいつもより早く起きて念入りに掃除をして朝ご飯を作った。
て「あれ、もう起きてたの?」
「あっ…おはよう」
て「おはよう。うわ、めちゃくちゃ美味そう」
そう言っててつやは朝ご飯を頬張り始めた。
て「うん。いつも通り美味い!」
「ありがとう」
昨日のことを気にしているのは私だけの様で、てつやはいつも通りだった。
て「今日はとしみつと虫眼鏡が来て撮影するから」
「わかった」
て「ねえ、A」
「ん?」
て「昨日はごめん」
「あっ…なんていうか…私が謝ることだよね。ごめんね」
て「いや、俺が悪かった」
「別にてつやのことを拒絶してる訳じゃないの。ただなんていうか」
て「旦那とのことがあるんでしょ?」
「…うん」
て「俺は別に大丈夫だから。拒絶されたなんて思ってないし」
「…」
私は何も言わずにてつやに抱き着いた。
「ありがとう」
て「俺はAとハグできるだけで嬉しいからさ」
照れ隠しなのか頭を掻きながらそっぽを向いてそう言うてつや。
「ごめんね」
て「だから謝らんで」
「わかった」
こんなに優しい人を絶対に手放したくないな。
私も少しずつてつやに自分なりの伝え方で自分の思ってることを伝えたい。
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さな(プロフ) - 廻さん» ありがとうございます(;_;)Part2でもどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年3月21日 13時) (レス) id: d3d9450edc (このIDを非表示/違反報告)
廻(プロフ) - 掛け持ちしてるんですし無理のないペースで更新頑張ってください!Part2楽しみです! (2018年3月20日 23時) (レス) id: 51b85a0743 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - ゆきさん» そう言っていただけると励みになります!ありがとうございます(´;ω;`) (2018年2月25日 1時) (レス) id: bf0b2a4f8e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 面白い〜!!!この小説1番好きですヽ(*´∀`)ノ執筆ご苦労様です!応援してます( ¯∀¯ ) (2018年2月24日 19時) (レス) id: 79b287e614 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - みことさん» てつや推しだったんですね!ありがとうございます、更新頑張りますm(_ _)m (2018年2月13日 8時) (レス) id: d3d9450edc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さな | 作成日時:2018年2月8日 21時