ずっと月は綺麗でしたよ 【東海オンエア】 【てつや】

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て「ほら、Aはそうやって無防備だからやっぱりダーメ」



サッと表情を変えていつもの笑顔を浮かべて



て「ほい」



と手を差し伸べて私を起こしてくれた。



「ありがと」



て「Aは自分で思ってる数億倍可愛いから気を付けないとダメ」



「はーい」



て「ってことでダメです！」



「はーい…」



満足そうに笑って俺のことを抱きしめて



て「やっべ、編集しなきゃ」



と慌てて部屋に戻って行った。



なんか結局言い包められた気がする。



別にてつやと一緒に居たくないわけじゃないけど働きたいんだよなあ。



でも、てつやは基本的に家にいるから内緒で働くのは無理だし。



「でもなー…」



考えても納得できるものはないのであきらめて私は寝ることにした。



コンコン



「てつやー」



ガチャッ



「もー…」



部屋に入ればパソコンの前で爆睡しているてつや。



「編集終わってないし…てーつーやー」



て「んー…」



「編集しないとダメでしょ。リスナーさんが動画上がるの待ってるよ」



て「…」



全く起きる気配のないてつやに困っていると



プルルルルルル…



「あ、ざわくんだ」



ざわくんから電話がかかって来た。

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