【星のカービィ合作】暗黒少女と平和な星【2】

81話「一対一。」【担当:星野　ぽよち】 ページ44

しばらくし、残っている人はAとミラクルマターだけとなった。

空気が張り詰めている感じがし、皆緊張しているのがわかった。
Aは２つ並んでいるカードを睨み、どちらがババか、どちらがダイヤの3かと考え込んだ。

人はババを取ろうとすれば笑い、一方ババではないカードを取ろうとすれば、いかにもあっちを取れというみたいな顔をする習性がある。
なので、その習性を利用すれば良いのではないのだろうか。そう思い、Aは試しに右のカードに手を移動させた。

ミラクルマターの顔を見てみるが、完全にミラクルマターは無表情。
これがいわゆるポーカーフェイスというものなのだろうか。

A「くそ…。ポーカーフェイスしてやがる…。」
Aはにつぶやき、眉間にしわをよせてまたもや考え込んだ。

トランプをする時、だいたいの人はババを取れと言うように高くする。
なので、高さが他のカードに比べて高くないカードならば、ババではないのでは？

そう考えたものの、Aはいや。と自分の考えを否定した。
何せ、ミラクルマターの持っているカードは二つとも高さが同じだからだ。

高さが同じなので、これではどっちが高いかなどわからない。
A「こうなると…残る手段は……。」
勘！！


Aは自分の運に任せて、おりやあぁぁぁ！と叫び声をあげながら、左側にあるカードを取った。


おそるおそるカードをひっくり返してみると、Aが手にしているカードにはババの絵が描かれていた。
A「っ…。ハズレかっ…！！！」
Aはそう悔しそうにつぶやいた。


そんなAを見て、ゼロツー達は
ゼロツー「あんな真剣にやらなくても良くね…。」
ゼロ「それほどAとミラマタは、恥ずかしい秘密を暴露したくないんだろ。」
ダゼロ「ドッチガ負ケルノデショウカネェ。」
そう、話し合いをしていた。


はたして、どちらに勝利の女神が微笑むのだろうか。
＊＊＊
！？('ω')マターちゃんﾀﾞﾄｫ！？
！？！？('ω')
▼ぽよちは凄く驚いている！

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