今日も私は“フリ”をする。【ガレキ牛】【平和組】【最俺】【チームTAKOS】

フリをして20回目 ページ22

『うわぁぁぁぁぁ緊張するー…』

牛「そういえば君の本来の目的って実況部から良い印象を受けないことじゃなかったっけ?」

『あーそうだったなぁ…早く抜けれるように努力はしようかなぁ…』

牛「頑張れよ」

『褒め言葉録音させていただきました』

牛「消せ!!!」


〜



ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…

『しつれいしまーっす』

部室へと入っていく。中には部員全員が揃っていた。

ア「お、君が先に来たか。じゃあ自己紹介よろしく」

『入部することにぃ、なりましたぁ、月山ぁ、Aと、いいまぁす、これからよろしくお願いしまぁっす♡』

あまり返事は帰ってこなかった。まぁ、そりゃそうですよね。

ア「ってことで皆よろしくしてね」

「「「…はい」」」

おー嫌そうな反応!早く抜けれるかも!

…そういえば実況部って何するんだろ?

『あのぉ、ちょっと質問いいですかぁ?』

ア「どうぞ」

『実況部ってぇ、何をぉ、してるんですかぁ?』

ア「あー、ここはね、生徒会の仕事を分けてもらってるんだよ」

『え〜!そうだったんですかぁ?ならぁ、ここを生徒会にしてぇ、いいじゃないですかぁ』

ア「ここはアイドルグループ的なとこだからできないよ!あと生徒会の方はね、イベントとかで人の前に立つことが多いんだよ」

なるほど、分からん。

『へぇ〜』

ていうかさっきから他の人圧出してる…体潰れるよ…
…おいつわはす、私を哀れな目で見るでない!え、ちょっと大先輩も!兄貴まで…!!

『それじゃあこれからぁ、よろしくお願いしまぁっす♡』

ア「はい、みんなよろしくねー。ってことでAちゃん書類の仕方を教えよう」

わお、ぶりっ子のマネずっとできるかな?

牛「あのー…アブさんあと一人来るんでしょ?なら俺が教えますよ」

お!兄貴ナイス!

ア「それならよろしくしようかな」

『よろしくお願いしますぅ!』

〜

牛「こういうのはこれね」

『ありがと』

牛「はぁ、終わった」

『部活いつ終わるん』

牛「各自勝手に帰っていいんだよ」

『え、何それ超楽じゃん』

牛「じゃあ帰ろうか」

『帰ろ帰ろー』

〜

ガ「お、待った甲斐があった」

『なんで先輩いるんすか』

牛「おー女子めっちゃこっち見てる」

『視線痛い!穴があく!』

ガ「じゃあ早く帰ろ」

牛「そういえばもう一人誰だったんだろ」

ガ「おれ見てないや」

『いい子な事を願おう…』



──
学校がそろそろ始まるので、今まで以上に更新速度が落ちます。ごめんなさい。

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