フリをして29回目 ページ33
セピアside
いやーびっくりした。
家の前で猫見つけて…
猫路地裏行っちゃうじゃん?
追いかけたらさ、
誰かとぶつかって、
その人がわざとらしく持ってたもの落としてさ、
「弁償しろよ」とか言ってきて。
いやー、あれは怖かったなぁ。
そして…
ここどこ。
え、家?誰の?
『…大丈夫ですか?』
…聞いたことある声だ
あの事件の…人だ。
…あの事件は本当にこの人がしていたのか気になっている。
今のところこの人…月山さん、月山Aさんが事件を起こしたのだと思っている。
声がした方を向く気にはならなかった。
『あの、そろそろ8時…ですよ』
『…帰らないんですか?あの、私…今から晩御飯なんですけど…』
…そんな時間になったのか、帰らないと。
『…大丈夫ですか?』
そう言って顔を覗き込む月山さん…
…誰だこの人。
『…あ、すみませんメイクしてませんでした、不細工ですよね(^^;』
セ「あ、いや、そんなこと…」
…別人のようだ。なんと言うか…綺麗…。
セ「その…綺麗…です……」
あぁぁっ!何言っちゃってるんだぁっ!
『そんな、お世辞なんて要りませんよ』
えへへっ、と笑ってそう言う彼女。
──胸が高鳴ったような、そんな気がした。
調子が狂う。早く家に帰ろう。
セ「それじゃあ、帰ります」
立ち上がる。足が痛いが、気にしない。
『だ、大丈夫ですか、足痛そうですけど…』
心配する彼女を横目に玄関へと進んでいく。
セ「大丈夫、それじゃあ帰ります…」
ドアノブに手を掛ける。
『本当に大丈夫なんですか?』
…感謝の言葉無しに帰るのはだめだよな。
セ「…ありがとうございました。」
『…気をつけてくださいね』
…早く帰ろう。
すっかり暗くなってしまった夜道を走っていった。
心に大きな変化があった1日だった。
28人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
燕(プロフ) - あみさん» ほぁぁ、、((( 何回も来てもらえるなんて、、ありがとうございます…!更新していない私も悪いので貴方様が謝る必要はありません…!(?)コメントありがとうございます、、!! (2021年2月1日 20時) (レス) id: 57e4197bdd (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 本当にごめんなさい。長い間来てなくてごめんなさい。本当に。少し冷め期がありました。でもまた好きになりました。本当にごめんなさい。大好きです。。ごめんなさい。(( (2021年2月1日 2時) (レス) id: 6eb6482913 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 更新忘れられてるなとは思ってましたよ((殴でもよかったです!w面白い作品は例え何年かかっても完結してほしいなと思います (2020年8月28日 1時) (レス) id: e8029eac48 (このIDを非表示/違反報告)
燕(プロフ) - あみさん» ありがとうございます!あなたのおかげでこの作品のことを思い出せました!(おい)直ちに更新いたします! (2020年8月27日 18時) (レス) id: 57e4197bdd (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 面白いです!あつかましいですが更新待ってます (2020年8月27日 16時) (レス) id: e4a797dbcb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ