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二十話：仲間 ＊暴力表現があります！ ページ22
「莉さん！大丈夫！？」
え？誰？
「声出さないで！口の中が切れいる！」
だけど、後ろから襲おうとしたアイツがいた。
「後ろっ！」
だけど私よりも遥かに速く刀を抑えた。
「とにかく莉さんの手当てをお願い！ここはボクが！」
そして青緑色の刀を紅い刀に素早く持ち替えると、姿が変わる。
「晴慧に手を出すな！」
そう言ってあいつよりも速く刀を振り下ろす。
「姐御！大丈夫ですか！？」
「え、ええ。大丈夫よ」
「とにかく前線に出るのは危険な状態です！これ以上無理をすれば…」
「死ぬなら私の本望よ。あいつを告発できるぐらいには動けるようになったわ」
「でもっ」
「私は、大丈夫だから。あと、明日人に伝えといて。後ろを向かないで、前を向いてって」
私は激痛の中、戦いに向かった。
二十一話：激痛の雨が降る ＊暴力表現があります！→←十九話：幻聴と幻視する世界 ＊暴力表現があります！
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作者名：紲娘 | 作成日時：2020年7月23日 10時
