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九話 ページ9

呆然としていると、オレンジ頭の人が口を開いた。



「結城 愛華ちゃんだよね?生徒会へようこそ。俺は岬 陽平。二年生で、担当は書記だよ」



よろしく、と笑いかけられたので笑顔でかわす。よろしくする気なんてないから。



「次っ!次僕が自己紹介するー!」



あれ、さっきされなかったっけ??
勝手に自己紹介を始めた赤い髪のちょんまげ。



「僕はー、吉良 優斗!あれ?さっきも言ったっけー?まぁいっかー!担当は会計補佐だよー!瞳ちゃんと三人で同じクラスだよー!愛華ちゃん隣の席だからたくさんお話しできるねー!」



息継ぎはどこでしてるんだろう、、?



「次はリョー君の番ねー」



吉良優斗が見た方向を見ると金髪。
金髪はダルそうに舌打ちをして、



「藤城 綾。二年。会計」



無気力。そんな言葉がぴったり。

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作者名:あこのん | 作成日時:2017年3月5日 21時

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