生徒会長が恋したのは恋愛未経験の彼女でした (ページ2)

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1．新しく入った子ページ2

吉「みんなー！ちょっとリビングに集まってー！」

土曜日の朝、各自の部屋にいた俺達は姉さんに呼ばれ、リビングに集まった。

吉「集まったわね。…今日から新しくみんなと暮らす子を紹介するわ」

姉さんは『おいで』とドアに声をかけた。入ってきた子は水色の髪で腰までのロングヘアー。目はルビーのように真っ赤だった。

吉「自己紹介…できる？」

姉さんが声をかけると、その子は小さく頷いた。

貴「…月影Aです。歳は16で、性別は女です」

吉「ヒロト達と同い年よ。みんな、仲良くね」

姉さんの言葉にみんな元気良く返事をする。話は以上で、みんなはサッカーをしに庭に向かって行った。月影さんはリビングに残り、1人静かに読書をしていた。

八「どうする？月影…さんも、誘うか？」

南「あいつって、サッカー出来んのか？」

基「俺、聞いてくるよ！」

俺はリビングに入って月影さんの前に立った。月影さんは変わらず本を読んでいる。

基「月影さんっ♪」

貴「…誰ですか？」

基「俺、基山ヒロト。気軽にヒロトって呼んで♪」

貴「分かりました、ヒロトさん。…っで、何かご用ですか？」

月影さんは読んでいた本を閉じ、机の上に置き、真っ直ぐに俺を見つめた。改めて、まじまじ見ると、月影さんって超美人で可愛いんだけど…／／／／。
じゃなくてっ‼

基「あのさ、一緒にサッカーやらない？」

貴「サッカー…ですか。そうですね…いいですよ」

基「ほんとっ？ルールとか知っt((貴「昔やっていたので大丈夫ですよ」…そ、そう(￣▽￣;)」

ってか、昔って…小さい頃にでもサッカーやってたんだ。…何か、以外だな。

基「じゃあ…みんなの所に行こうか、月影さん♪」

貴「A……そう呼んで下さい」

えっ／／／／⁉今、一瞬だけだったけど…笑った／／／／？超可愛かったんだけど…何あれ…／／／／。

俺は、照れながらAと一緒にみんなの所に行った。