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ぬくもりのひざし “桜井景和” ✧リクエスト ページ6

桜もちさんからのリクエスト作品です。


 明日なにか特別なことがあるわけじゃないけど、なんだかそわそわしちゃって、寝つけないでいた。
夢を叶えるための勉学に励んでいる彼と、久しぶりのお出かけをしただけでも嬉しいのに、夜空が私たちを包む中“良かったらなんだけど…同棲してみない?”と告げられたのだ。うれしっくて体が覚めちゃうのも仕方ない。
景和くんの住んでる部屋でおはようとおやすみを交わせる日々を送れるなんて…じっとしていられないよ、ダンボールはまだ準備してないけど荷造り始めちゃお、布団から飛び上がり期待を膨らませながら、作業を始めた。

 いよいよ今日が同棲最初の日。友人の愛車を傷つけないよう浮足がたちそうになるのをぐっとこらえる。
だけどそれでもあふれてしまうようで、ルームミラーにはあがった口角が写っている。
 空気がいくらか和やかで、もうすぐ春がくることを思い出させてくれる。

 私達は無事に作業を終えることができた。声を掛け合いながらなにかをするのって、たのしい。時々窓から差す日差しにあたる彼の横顔に見とれてしまったけど…

まあ、一段落ついたからよかった…
重いものは持ってこなかったから疲れはあまりないけれど。
安堵のため息をもらすと彼が歩みよって来ていた。
どうしてかな…なんだか、手元が寂しい…ふいに腕が伸びる。

「あっ、ごめんっ!!」
 いつもは人目がなければ別れ際にハグをしてたから、つい抱きついてしまった。
「いいよ。全然」
 そう言ってやさしく受け入れてくれた。はにかんだ笑顔がやっぱりいとおしい。
 ここって景和くんの帰る場所から二人の帰る場所になるんだよね… そう思ったらふわりふわりと気分があがってきてしまって。
「このままでいたいな…」
予想してなかったことを言われて、顔があたたかくなってゆくのを感じる。
確かに今まで手を回したままキープはしたことないけど…でも刺激が強すぎるよ…
 これからこの部屋は、甘酸っぱい想い出で詰まっていくんだろう。こんなこと慣れないしはずかしいけど、私も身を預けたままでいたい。脈拍を聞かれたくなくて、いっしょにお花見に出かけたいね。そう問いかけた。

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まきくるしん(プロフ) - *桜もち。さん» そう言ってもらえて嬉しいです✨ありがとうございました😊 (1月21日 10時) (レス) id: 51f0ca5c0c (このIDを非表示/違反報告)
*桜もち。(プロフ) - わあっ、景和くん書いて頂きありがとうございました💞景和くんとの同棲楽しいだろうな………凄く凄くきゅんきゅんしました!ありがとうございました✨これからも更新頑張って下さい〜!応援してます! (1月21日 10時) (レス) @page6 id: fae296cbc1 (このIDを非表示/違反報告)
まきくるしん(プロフ) - ねるさん» 気にいってもらえたようでなによりです…! (1月18日 3時) (レス) id: 51f0ca5c0c (このIDを非表示/違反報告)
ねる(プロフ) - まきくるしんさん» わ〜〜ありがとうございます!!!本当に最高すぎて頭抱えそうです、本当にありがとうございます…… (1月18日 1時) (レス) @page7 id: 039baaf96f (このIDを非表示/違反報告)
まきくるしん(プロフ) - ねるさん» リクエストありがとうございます!投稿しました✨ (1月17日 8時) (レス) id: 51f0ca5c0c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まきくるしん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kirayomo311/  
作成日時:2023年7月6日 19時

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