嫌われたって、泣かないもん　―ヘタリア― (ページ22)

今日:8 hit、昨日:6 hit、合計:44,496 hit

独りの少女と一人の少年　[上] ページ22

昔、イギリスに一人の少女が住んでいました

その少女は、綺麗な赤い目をしていました

皆は、その赤い目を褒めてくれました

母は、花のような色で綺麗だと

友達は、かっこいいし綺麗でうらやましいと

その目のおかげで、少女は人気者でした

いつも、少女の周りには友達がいっぱいいました

ある日、悲劇が起きました

少女のお父さんが、男性を殺して死んでしまったのです

母は、泣きました

いっぱい、いっぱい、泣きました

その時、家に一人の女性が入ってきました

女性は、お父さんの殺した男性の妻でした

女性は、言いました

少女のせいで夫は死んだと

赤は、昔から「不幸」が起こると言われていて、赤い目のせいで、今まで村には不幸が来ていたんだと

すべてが、少女のせいだと

周りの人たちは、口をそろえて言いました

そいつのせいだ、いないほうがいい、きえろ、地獄に落ちろ、悪魔だ、と

少女は、お母さんは私のことを守ってくれると思っていました

でも、お母さんは期待を裏切りました

お母さんは、ナイフを持って少女を追いかけてきました

少女は逃げました・・・

走って、走って・・・

逃げて、逃げて・・・

しかし、ある家の前についた途端足は止まりました

走りすぎたせいで、疲れたようです

少女は、思いました

最後にみんなで笑いたかったと・・・・

「ぃ・・・い・・・おぃ・・・」

少女を呼ぶ声が聞こえました

少女は目を開けてみました

すると、目の前に緑色の目をした少年がいました

少年は、「俺の名前は、アーティだ」といいました

アーティは、少女に言いました

家に居ていいよ、と

少女は、それからアーティの家にいることに決めました

数年たったある日、アーティは少女に言いました

俺の友達に合わせてあげる、と

少女は、アーティの友達に会うことにしました

新しい友達との出会いに胸を躍らせていました

しかし、待っていたのは・・・

悲しい未来

それだけでした

ある場所につくと、そこにはいっぱいの人がいました

その中に一人の少女が言いました

私の名前は、ライカ。だと

そして、ライカは言いました