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夜の冷たい風が頬を撫でる。
明日の朝練の為にも鍵は私が持って帰らなきゃならない。
帰るわけにも行かず部室の前で国見くんを待つ。
国見くんは、3分も経たないうちに部室から出てきた。
『忘れもの見つかった?』
国「うん。ごめん、待たせて。」
『このぐらい、全然大丈夫だよ。気をつけて帰ってね。』
国見くんにそう言って、私は部室の鍵を閉める。
そして一足先に歩き出した。
国「暗いし、途中まで送る。」
『え…』
国見くんはそう言うと、私の隣に並んで歩き始めた。
歩幅もちゃんと合わせてくれる。
国「家、どの辺?」
『い、いいよ!私、1人で帰れるし…』
正直、気まずい。と言うのが本音だ。
国見くんとは、同じクラスで同じ部活に所属しているにも関わらずあまり喋った事はない。
それでなくても、常に無気力そうで何考えてるのかわかりづらい人なのに。
道中何を喋っていいのか皆目見当もつかない…
と言うか、それはバレー部員全体に言える事だけど…
私は男子バレー部に所属しながら、バレー部には親しく喋れる人なんて1人もいない。
多分、嫌われてるし…
自分で言ってて悲しい。
国「上原とちょっと喋ってみたいと思ってたし。」
そう言われると流石に断れない。
『じゃぁ…途中まで』
私がそう言うと、国見くんは頷いた。
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ミルク - 何か反撃するのは?どうですか?? (2020年11月2日 19時) (レス) id: 243dd4bfbb (このIDを非表示/違反報告)
hiro(プロフ) - ひっぴゃさん» ありがとうございます!!紹介させて頂きます(*^^*)続編早く見れるようになってぇえ(願望) (2020年7月14日 8時) (レス) id: e9391e3b89 (このIDを非表示/違反報告)
ひっぴゃ - 続編がどういうわけか見れないので此処で。お気に召していただけて何よりです!作中の紹介、是非!今、続編見れるように頑張ってます!更新頑張って下さい! (2020年7月14日 6時) (レス) id: 14d46d1dc7 (このIDを非表示/違反報告)
hiro(プロフ) - LiSAさん» ありがとうございます!これからも頑張ります(`_´)ゞ (2020年7月2日 20時) (レス) id: e9391e3b89 (このIDを非表示/違反報告)
LiSA(プロフ) - 続編おめでとうございます〜!!この作品とても好きなので!!更新頑張ってください〜!!! (2020年7月2日 20時) (レス) id: dfc2066332 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:hiro | 作成日時:2020年6月21日 10時