自分なんて要らない 【侍ジャパン】

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さっき村上に飲まされたスポーツドリンクのせいなのか
さっきより眠気が酷くなってきた

もしかしたら睡眠薬を盛られたのかもしれない




中野「Aさん、眠そうだね」




『あ……え？』




中野さん言う人に支えられている
フラフラしていたからかな…




中野「睡眠薬飲んだでしょ、分かるよ」




『っ…ん……っあ"』




中野「眠いからって練習サボるの良くないよ」




駄目だこいつも山本達と同類か
たちが悪いタイプの感じ、優しく接して来て嫌がらせをしてくる




『…サボってないしトレーニングの邪魔ばかりされてる』





中野「こっちから見たらサボってるようにしか見えない」





嫌がらせをしてくるそっちがサボってるようにしか見えないけどね

なんて言ったら酷いことされるから言えない




湯浅「中野さーん…ってAさん………」




『…………』




中野「ごめん待たせて湯浅行こっか」




何故か申し訳なさそうな顔で去って行った湯浅さん
この人も中野の指示に従ってるな


私に嫌がらせをしてくるチームメイトを見ても助けようとはしてくれるが、
だいたいは見てみぬふりをする




山本「見つけた〜何処行ってた？」




『お、お手洗いに』




そう言うと腕を掴んで何処かへ引っ張られて行く
力が強く指先の感覚がなく麻痺してる




『は…？っちょｯ…』




山本「飲めって言ったのに飲まなかったAが悪いんだからね〜」




無人の部屋に連れて行かれて
無理矢理入らされる

閉じ込められるのかって思ったけど違った




山本「宗隆…」




村上「はい…」




物陰から村上が出てきた
最悪な二人が揃ってしまった

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