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二十五刻 ページ28

日本___ヨコハマ某所にて



敦「ちょっと!!太宰さん!」

いつも騒がしいオフィス、そのオフィスの扉の金属プレートにはこう記されている


““武装探偵社””


敦「今日という今日は寝てないで仕事をして貰いますよ!!」


太「やだなぁー、私は何時も仕事をしているよ〜」


国「何処がだ!唐変木!!」


主に飛び交うのは怒号、次に悲鳴、


奥から聞こえてくる声は止みそうに無いため、私は扉を開ける


「失礼します…」


すると中にいた人の視線は私に集まる


太「おやお客様かな…ってA〜!!」

早速太宰さんが飛びついてきた、他の探偵社員はその光景を見てぽかんとしている。

すると国木田さんが溜息をつき乍ら

国「異能特務課が何の用事だ…」

と不機嫌そうに言う



そんなに嫌そうにしなくたって良いというのに…
でも、いつも異能特務課は探偵社に面倒な仕事を持ってくるから無理も無いか…


「仕事ですよ、それもとびきり重要なね」


ぴらりと書類を見せると国木田さんの眉がピクリと動き、太宰さんの表情が変わる

仕事モードってやつかな…


ナオミ「応接室にご案内いたしますわ」


可愛い女の子に手招きされるが侭に応接室に入る


太「で、なんだい?重要な仕事とは…」


「福沢殿…社長様は??」

国「今は出張中だ、仕事の内容は俺が伝えておく」


「なるほど、ありがとうございます」

福沢殿が出てこないのはそういうわけか…

久々に話したかったのだけれど、


「説却、本題なのですが…近頃、異能者の不自然死が世界中で多発しています
その内容はどれも、己の異能力で死亡する不自然死と見られています」



国「自分の異能で??…可笑しな話だ……それで、犯人の目星は?」


太「…」



「澁澤龍彦と言う男です、私は此奴が関わった作戦の計画書書類を読んだことがあります…それが驚くべき事に、このヨコハマでも実行される」


国「!?何だと!!」




「この事を探偵社員で話し合ってみて下さい、特務課は万全の対策をしておきます」




暫く静かな時間が続いた、そして太宰さんが口を開く

太「まぁ、心配することは無いさ…必ず止めるよ。」


珍しく太宰さんが真面目な声でそう言いきったので安心感を得る、




「ありがとうございます」



深々とお辞儀をした私は探偵社の皆様に挨拶をした後、外に出た。










これからの事件に少し、胸騒ぎを感じながら。

二十六刻→←作者から(読み飛ばし可)



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かな(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです…応援してます! (2022年12月22日 4時) (レス) @page41 id: a32747b1ee (このIDを非表示/違反報告)
リリ - お話がどタイプです!!!!ぜひ続きをよろしくお願いします*_ _) (2022年8月22日 19時) (レス) @page39 id: e8a57b3ea6 (このIDを非表示/違反報告)
へべ(プロフ) - とても丁寧な文章で面白かったです、更新を楽しみにしています。 (2022年8月16日 23時) (レス) id: 1ff279b551 (このIDを非表示/違反報告)
八雲(プロフ) - 更新楽しみにしてます (2022年6月3日 23時) (レス) id: 3aff7205f2 (このIDを非表示/違反報告)
涙の道化師 - この作品はドスくん推しですか? (2022年4月25日 14時) (レス) id: 2537f89477 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:独裁道化師 x他1人 | 作成日時:2021年10月17日 23時

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