相談 ページ11
『真希ちゃんやばいやばいやばい』
「どした、弱虫」
『えぐいえぐい』
「日本語話せよ」
先程の騒動を真希ちゃんに相談しようとガクガク腕が震えながら真希ちゃんの服を引っ張る。そろっとうぜぇと言われた。
狗…棘くんは野薔薇ちゃんとパンダくんの手伝いに行った。
『名前で呼んでって言われて呼んだ…』
「おー、よかったじゃんほら言ったろ？」
『私明日誰かに刺されない！？大丈夫！？』
「落ち着け明日も体術だし刺されねぇよ慌てすぎか」
真希ちゃんと二人で階段に並んで話す。
真希ちゃんって本当に相談乗ってくれるいい子だな…。
「禅院先輩、新見先輩。何してるんすか」
『うぉ！恵くんか』
「恵、私を苗字で呼ぶんじゃねぇ」
「…すみません」
そういうと、Aの相談乗りながら休憩だよと野薔薇ちゃんを横目で見る。
「新見先輩って悩みあるんですか」
『えっ、私悩みない人かと思われてたの？』
「いえ、いつも悩みなさそうな顔してるので」
「こいつこう見えて弱虫だぞ。悩み解決するの1年半かけてたぞ」
『真希ちゃん！！』
私を指さして舌をべって出しながら話す真希ちゃん。私は真希ちゃんをポカポカ叩く。恵くんから見たらなんだこれって状態なんだろうな。
「伏黒ー！！交代！！」
「分かった、今行く。とりあえず何が悩みなのか分からないですけど新見先輩頑張ってください」
こくっとうなづいて、野薔薇ちゃんにジュース飲む？と棘くんに渡しといてと言われたジュースを渡す。
「え、Aさんいいの！？」
『うん、棘くんが渡せってさ』
わーい！！とジュースを嬉しそうに飲む野薔薇ちゃん。
「そういえばAさんって狗巻先輩のこと名前呼びだったっけ？」
確か苗字呼びだった気が…と言われる。…勘が鋭い。
「名前で呼んでって言われたんだってさ。棘だけ苗字呼びだったからさ」
『入学してずっと苗字呼びだったからね』
真希ちゃんと笑い合う。
「Aさんって狗巻先輩のこと好きでしょ？」
『えっ』
やっぱりと野薔薇ちゃんはニヤリと笑う。
「反応わかりやすいんだもん。狗巻先輩と伏黒といる時比べると大分対応違うわよ」
『知らなかった…』
そんなに分かりやすかったのか気をつけよと頬を触る。
「こいつの話聞くか？恋愛弱者過ぎて引くぞ」
「えっ、聞きたい！」
『穴に入りたい…』
男子達が戻ってくるまで恋愛アドバイスは続いた。
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園実(プロフ) - 春風の文中にある「短髪の髪にレッグウォーマーを…」ってありますけど、ネックウォーマーの間違いでは…レッグウォーマーは足につけるものですよ。。 (2021年7月28日 3時) (
レス) id: 583543dbeb (このIDを非表示/違反報告)
大臣 - え、すごい、こんなに良い小説ってあるんだなってはじめて思いました。 (2021年7月26日 13時) (レス) id: d7598b54f7 (このIDを非表示/違反報告)
稀乃。(プロフ) - 冷やし中華さん» ありがとうございます！いつか作るのでお待ちくださいー！わ、いいですねそれ！是非そういうの書きたいです！ありがとうございます！ (2021年2月18日 15時) (レス) id: d4f7768c38 (このIDを非表示/違反報告)
冷やし中華 - きゅんきゅんしました！続編(番外編？)楽しみにしてます！積極的な棘くんにたじたじヒロインちゃんとか個人的に見てみたいです‥！これからも頑張ってください！！ (2021年2月18日 9時) (レス) id: 55a08a4d64 (このIDを非表示/違反報告)
稀乃。(プロフ) - 真子さん» ありがとうございます！お話のネタが出来たらここで話追加しようと思ってます！ (2021年2月15日 22時) (レス) id: d4f7768c38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稀乃。 | 作成日時：2021年2月7日 22時
