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『もう恋なんてしない、廉くん以外は愛さないって決めてた。でも、いつの間にかあなたを好きになってた。天然なところ、私が元気ない時に元気を出させようと頑張るところ、私が死ぬまでにしたいことを代わりに一生懸命にやってくれること。多分あなたのことは死んでも絶対に忘れない。生まれ変わることが出来たら、私はあなたの花嫁になりたい。あなたのお嫁さんに…』
『それにあなたは私に色んな事を教えてくれた。新しい世界を私に。だからあなたは生きて。生きて私にこれからの世界を教えて?例え、私がこの世界から消えても、貴方の心の中の私に教えてよ。私は、貴方がいないと行けない。貴方が私の生きがい。貴方のことが好きで好きでたまらない。だから、紫耀くん、これが最後のお願いです。私のために生きてください。私に色んな世界を見せてください。』
「A…」
『紫耀くん…私はこれから先短いと思う。一緒にいられる時間はもう少ない。けどあなたとなら、残りの時間を楽しめると思うの。私、紫耀くんと楽しい時間過ごしたい…ダメかな?』
「俺、Aのことが言葉で表せないぐらいに好き。いや、愛してる。この気持ちは廉くんに負けない。絶対に。俺もAと楽しい時間を過ごしたい。幸せな時間を過ごしたい。」
「A、俺と付き合ってください。」
『はい、喜んで』
そうして俺とAの幸せな、楽しい時間がやってきた。
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作者名:莓羽 | 作成日時:2017年6月8日 19時