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「A…」

『うん、そっちの方がいいや、私、下の名前で呼ばれるのが好きなんだ。』

「へぇー。」

『ねぇ、紫耀君。本当は来たくなかった?無理矢理頼まれたの?』

本当は大吾が来る予定だったっていったらきっとAはものすごく哀しい表情をするだろう。

だから、

「平野の意志だよ。」

『そうなの?ならよかった。』

「なーなー?」

『ん?』

「これ何?」

ベッドサイドにテーブルにガラスでできた水晶玉みたいなのが置かれてた。

中にはお家があって、ものすごく生活感があった。

『これはね、スノードームって言うの。私これ大好きなの。貸して。』

彼女のての上に乗せた。

『わかるかな?ここに雪があるの。』

「雪?」

『本物じゃないけど、雪に見立てた粉?みたいな。これをこうして振るとね、』

そういって彼女はスノードームを振ってみせた。

「わぁ…」

『どう?雪みたいでしょ?きれいでしょ?』

「おん…すげぇー…」

『ふふ(笑)紫耀君子供みたい(笑)』

「これでもAと同い年やで?」

『わかってるよ(笑)』

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設定タグ:平野紫耀 , 切ない , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:莓羽 | 作成日時:2017年6月8日 19時

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