らくだい魔女と星の守り人

７話　休み時間 ページ7

〜カリン目線〜
「それでね〜」
「そうだったのね〜」

私カリン。
今は、親友のフウカちゃんとおしゃべりしているのぉ。
フウカちゃんと話しているとつい時間を忘れちゃうのよねぇ。

「だから、あたし頭に来ちゃって〜」
と、フウカちゃんが話しを続けていると、

「おい」

と、いきなり話しかけられた。

「うわぁ！」
「きゃあ！」

私達は、いきなりだったから、ビックリしてしまった。


ゆっくり振り替えると―チトセくんだった。

「たく、いきなり何よ！ビックリしちゃたじゃない！」
「じゃあ、どうやって話しかけたらいいんだよ！」

二人で喋りだすと、とたんにケンカになった。


私は、と言うと、一人で考えていた。

(チ、チトセくんだったのね…。ってチトセくん！？)

ホッとするなり驚いてしまう。それにチトセくんと思うと顔がみるみる暑く…。

「カリン！大丈夫か！？顔が真っ赤だぞ！」

「…え！あ、えっと、何か暑くって！でも熱ではないから心配しなくて大丈夫よぉ！」
私は、普通に返すはずが、大げさなものになってしまった。
「えっ！あ、うん。」

(チトセくん優しいなぁ…。)

実を言うと顔が赤くなってしまったのには、訳がある。

実は、私、チトセくんの事が好き…。
だからか、チトセくんを見ると顔が赤くなるの…。
この事を知っているのは、フウカちゃんだけのはずなんだけど、皆に良く聞かれるのよねぇ。(どうしてかしら？)

話が途切れ静かになると、どこからか「あのう…。」と聞こえた。

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