らくだい魔女と星の守り人

45話　ついた場所は… ページ49

「ど！どうしよー！！」

あたしはだんだん近づく地面に向かってまっさかさまに落ちていた。





このままでは地面に落ちてしまう！




(なにか方法は……あ！なんだ簡単じゃん！)





あたしはパチンと指をならすと、

「いでよホウキ！」


手を上にあげて叫んだ。



すると、ボンッと音がして白い煙からホウキが出てきた。


「やったー！」


パシッとホウキをつかみ、なんとかホウキに乗ることができた。





やっと落ち着くことができてホウキの上から辺りを見渡すと、

「ここは…」



どこかの森の上だということがわかった。森は先が見えないほど続いている。




そして、皆の姿はなく、あたし一人だけ。


(どこだろう……。うーん。ここがスカイウェイザードだとしたらAが言ったみたいに街とか宮殿があるっていってたよね……？)


「仕方ない……地道にさがしてみようかな。」


(ちょうちょさんが言ってたことも気になるし、皆を速く探さないと…！)

あたしは、ただまっすぐにホウキを森の先へ走らせた。

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