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最近のこと。とはいえ,こんな状況だからか出てくるのは河村とのことばっかりで。

時系列的にはあの日が最初かな?と最近の濃い出来事の原点となる日のことを思い出し始めた。


あの時の彼は酷かった。目の下には隈を作っていて、撮影の時にはコンシーラーを塗りたくる。とても河村らしくないやり方だった。

f「ねぇ河村」
頭より先に体が動いていて、いつの間にか俺は声をかけていた。

k「ん?」
f「最近隈が酷いよ?編集は俺がやっておくから河村は寝たら?」

k「大丈夫。ふくらだって忙しいんだからこれくらいやらせて。」

f「でも…」
河村の事だから粘っても折れてくれないんだろうな。なんて

k「大丈夫だって!ちゃんと休憩はしてるし!」
f「そっか…じゃあ…任せるね」

ここで引き下がってしまったのが間違いだった。


時刻は9時頃。さっきオフィスに居たみんなと『今日は早く帰りたい』なんて話をしていたけども、今は帰れるような状況じゃない。

あれから5,6時間は余裕でたっている。それなのに河村がずっっとパソコンに目を向けたままだ

それは集中力があって良いことではあるけどもトイレ休憩どころか飲み物すら飲んでいないのを満タンのペットボトルが物語っている。

きっと俺が後ろに居るのも気づいてないだろう

気づいてもらいたくて結構な物音をたてているはずなのに振り向きすらしないから。

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:めろんぱんあいす | 作成日時:2020年11月12日 21時

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