42 追憶/ 仕組みと馬鹿 ページ42
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時間が過ぎるのは早いもので、もう当日を迎えた。
ライブは午後にあるためAはその日朝から学校に行きはしたものの、レッスン室に行くことはなかった。
中庭のベンチに座って、昨日一昨日レッスン室で撮った動画を何回も見直す。ここ最近の地下ステージでのライブ、この2日間の練習でかなり安定したはずだ。でも、どうしてか残る不安。
余裕ならこんな所で動画を見直すなんてこともしないのに。
「…はあ」なんてため息もついちゃう。
「── ははっ、お前でもため息は出るんだな」
「!?」
「これから晴れ舞台だってのに浮かない顔してんなよ」
「れ、零先輩！」
背後から声をかけられたと思えば、零先輩がベンチの背もたれに腕を乗せている。驚くAに満足したような笑みを浮かべ、隣に座った。
「外国に行ったんじゃないの!?」
「行くのは来週。それより、今日ライブなんだって? 夏目がAは今練習してて顔合わせてないって寂しそ〜だったよ」
「うん。夏目に会うと気が緩んじゃうから会いに行けなかったの」
「今のAチャンにはその緩さが必要だろ」
「……そんなゆうちょなこと言ってられないもん」
「“悠長な”。ほら、難し〜言葉使おうとしてる時点で冷静じゃない」
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かげやま(プロフ) - みそらーさん» こんにちは！コメントありがとうございます！新作です〜🥳こちらこそ楽しんでもらえるようにがんばります✊ (2022年4月2日 15時) (
レス) id: d06e41bbdd (このIDを非表示/違反報告)
みそらー(プロフ) - し、新作ですか…！楽しみです。自分のペースで、応援してます!! (2022年4月2日 15時) (レス) id: 6e5a03b04b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげやま
| 作成日時：2022年4月2日 0時
