友達がライバーになった話。【hbr】

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仲良しだなぁ。

ニコニコしながら眺めていると、視線を感じた。


「なに?」

「んーや、A楽しそうだなって思っただけ！」

「楽しいよ。雲雀の同期さん達みんな優しい人で、安心」

「てぇてぇ出てるなぁ」

「(笑)」

「そんなこと言ったら綾瀬さんも相当ないい人ですよ」

「いい人っていうか、女神」


顎に手を当てて深く考えるポーズをとる奏斗くん。

“いい人”


「…」

「なんか言わせた感ない?(笑)」

「えー何言ってんすかーもうー」

「奏斗くんは調子いいなぁ(笑) 覚えとこう〜」


わーやな覚え方されるー！とじたばた暴れる彼を四季凪くんが抑えた所で、私のアラームが鳴り出した。

しまった。

もう時間か。


「これから打ち合わせだったんですね?」

「そうなの。ちょうど暇だったから隙間埋めれてよかった(笑)
ありがとう、今度何かあったらぜひ！お願いします」

「はーい！またエペやりましょ！」

「やろうやろう。雲雀も、じゃあね」

「んー」


反応、悪いな?

さっきまであんなにニコニコしてたのに。

そう思ってもわざわざ進める足を止めることもできないから微妙なわだかまりだけが胸に残った。


「…?」

「っ、やっぱちょっとまって」

「わ」

「…A、大丈夫?」

「え…」


急に腕を引かれたからそのまま雲雀の体に体重を預ける形になった。


「どう…」

「あれ、悪い意味じゃないから。『いい人』！」

「！」

「…前のこと、思い出した? ちょっと様子おかしかった」

「お、思い出してない…！大丈夫だよ…！」


慌てて両手を振ると、雲雀はあからさまに安心したような顔を見せる。
同時に私はこんなに心配をかけてるのかと不安になる。

( 何で、そんなに、)


「ごめん雲雀、あの時私が相談してそう思うようになったんだったらもう心配しなくても大丈夫だから、」

「なんで? …俺頼りない?」

「ち、違くて…！」


ああ、後ろの奏斗くん達が見てる。

どうしよう。




「言ったじゃん、俺Aのことほっとけないんだって」




…やめて。



そんなこと言わないで…。







好きに、なっちゃうから。








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【RFA】運動神経いいんすよ→←12月某日

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