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「俺は…“流星隊”には戻らない。“UNDEAD”が俺の今の居場所、だから」
「っ…！」
「…そんな顔しないでよ、千秋」
いつも彼が触れるように、頬を触る。
唇を噛んで目を逸らす千秋。
( …そんな顔、初めて見た )
「笑ってよ」
「……お前が、…いてくれるだけでいいんだ」
「…もう千秋はレッドでしょ。5人揃った、戦隊のリーダーだ。…俺は悪役の“UNDEAD”がお似合いだ」
「またそうやって、突き放すのか。あの時も…そうだった。…俺じゃ、俺たちじゃAの力にはなれないのか? 足を引っ張ってしまうのか…?」
「……」
「A！黙ってないで教えてくれ。何であの時、俺らを……頼ってくれなかったんだ」
自分の目が揺らぐのを感じた。
千秋の顔が左右に揺れて、思わず目を逸らす。
こんな夢を、何度も見た。
「どうして俺らに何も言わなかった」
「どうして俺らに助けを求めなかった」
「俺らのことを信頼していなかったのか?」
違うんだ、そうじゃないんだ。
頼って巻き込むのが嫌だったんだ。
レッドとして気負うお前に余計なものまで背負わせたくなかった。
その気遣いが伝わらないとこうもすれ違う。その事にAは気づかないまま、
「……、ごめんな」
話は終わりだと立ち上がった。
名前を呼ぶ千秋の声を無視して、逃げるように走り出す。
「おや、Aくん。話は終わっ──」
「──」
「……」
すれ違い様、零の耳元で呟いた。
零はそれに対して苦笑いを返すも、その頃にはAは離れていて。
笑った零に薫が「どうしたの」と話しかけた。
「…いや、どうやら我輩の思惑通り進んでくれたみたいじゃよ」
それはつまり、Aは“流星隊”を選ぶという事。
思わず「えっ」と声を出した。
まさか。彼が“流星隊”を…?
有り得ないと思っていた事が本当に起こってしまったようだ。
零が目的を達成出来た癖してそんな顔をするので、
薫はため息をついて、Aが去った方向を向いた。
( …Aくん、)
___ 「零くん、ごめん」
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suzuna(プロフ) - 凄く面白く、一気読みしてしまいました…‼︎更新楽しみにして気長に待っております(*´꒳`*) (1月18日 8時) (
レス) @page35 id: 63b5e8db0f (このIDを非表示/違反報告)
Lim - 凄く面白いです！更新頑張ってください!! (2022年3月20日 21時) (レス) @page32 id: 69ed93d6c8 (このIDを非表示/違反報告)
かげやま(プロフ) - やまはさん» コメントありがとうございます。返信遅くなってしまい申し訳ありません…！😭 更新致しました！これからも気まぐれになりますがしていくので良かったらご覧になってくださると嬉しいです！ (2021年12月12日 22時) (レス) id: d06e41bbdd (このIDを非表示/違反報告)
かげやま(プロフ) - あひる様さん» コメントありがとうございます。返信遅くなってしまい申し訳ありません…！😭 意識して厳しくしていたのでそう言っていただけてとても嬉しいです！これからも更新頑張ります。 (2021年12月12日 22時) (レス) id: d06e41bbdd (このIDを非表示/違反報告)
やまは(プロフ) - すごく面白くて一日で�靴泙覇匹鵑任靴泙い泙靴拭�！これから更新の予定はありますか？続き待ってます…！ (2021年10月19日 17時) (レス) @page27 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげやま
| 作成日時：2020年5月29日 0時
