救い ページ35
side 業
殺「そこまでです」
こいつ俺の口の動きマッハで見て俺より先に言いやがった
業「ねぇ、いい加減キレんだけど…？」
倉「助けに来たよ、響ちゃん」
声だけでしか分からなかったヒビの現状は、かなりひどかった。
手足にはものすごい数のあざ
顔は、ほぼ赤黒かった。
こいつら……！許さねぇ。
業「なにやってんの？」
天母「なっ…、何でもないわよ！」
業「それは苦しいかもよ？おばさん。ここには三十ほどの人間が集まってる。
しかも全員こちら側だから、おばさんに勝ち目はないよ？」
天母「う、うるさいっ！！こいつはうちの所有物だからこんなことしたって問題ないでしょ！！？」
こいつの言葉で、確実に冷めた。
業「あっそ。じゃさ、これって何になると思うのさ？」
天母「ただのしつけよ！」
全然認めないねこのババァ。
なら必殺！！
業「あれあれあれ〜〜？これって法的に言うと”虐待”じゃない？」
俺様お得意の A O RI★
天母「だから何かしら？私だけが加害者なわけないでしょ？」
…………………は？
天母「いらっしゃ 妹「私やってないもん！！」弟「俺も参加なんてしてねぇぞ！」あ、あなた達」
おかしいな おかしいですね ありえん おかしいだろ
俺らはつながった。
こいつらは、黒だ。
業「ほんと？ヒビ」
天「なわけ、ないでしょ…………！」
ほぉら、黒だった。
業「言っておくけど、ヒビも一人の人間だ。次に所有物とか言ったらガチ目にぶっとばす！」
_______________________ピーポーピーポー
おっせーな。待ちくたびれたよ
天母「け、警察………………！？あんたたち何者よ！？」
あ、俺ら？
業「ただの不良…って言いたいところだけど。
俺らは響の仲間さ」
天母「響の仲間…！？」
業「俺は響の古馴染みなんでね。
ご生憎様だけどそっちの事情全部知ってんだ。
そんでもってここの五軒となり」
天母「ご近所さん………！？」
あっさり捕まっていった。
天「カル！！渚！来ないと思ったよぉ〜(泣)」
業「ごめんってば」
妹「あの…？」
取り残された二人の子。
ヒビによると義兄弟らしい。
妹「私はどうすれば…？」
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作者名：海里 | 作成日時：2018年3月9日 16時
