人間不信の少女とE組＃２ (ページ29)

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計画→実行…まではいかないページ29

side 渚

律「すでに始まっています！急ぎましょう！」

カルマ君は、相当切羽詰まっている状態で、慌てたように聞いている

業「律！それ本当！？」

律「大マジです！」

すると、何かがゆらゆらと立ち上り始めた。

意味も分からないその熱気が、勝手に体を固定させた。

すぐに誰もが違和感に気づいたらしい。

片「体が、動かない……………！？」

菅「殺気かよ」

村「おいおいおい、得体の知れねぇ殺気に体固定されてんのかよ！？」

動かそうとして動けない。あれ、僕はこれでも殺気に耐性ついてると思うのに。

この殺気を生み出していたのは…………………カルマ君！？

次第に気づき始めるみんな

でも、みんなの視線の先の当本人は、どこか様子がおかしかった。

渚「カルマ、くん…？」

彼は、ぶつぶつと何かをつぶやいている。

僕の声もきこえないみたいに。

と、何かを分かった！みたいにして顔を上げる。

今回は聞き逃すものかと耳をすませた。

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業「…殺せばいいんじゃん。」