急展開 ページ11
side 渚
終わって降りてきたらなぜかカルマ君がうずくまっていた。 驚いた。
カルマ君いっつも元気だからさ？
急に、立ち上がったカルマ君。
そのまま、話しかけた。
僕らじゃなくて、この場を去ろうとしていた天海さんに向かって。
業「ねぇ。俺は、何も言わないから。ただ、聞いてほしいことがあるんだ」
その言葉で、天海さんの足が止まる。
業「いろいろと言いたいことはあるけど、まず。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ごめん」
！？
業「あの頃の約束、覚えて無かった。
今の今まで忘れてた。そっちは、覚えててくれたのに」
約束…………？
忘れてた…。
なんか最近頭痛がするとか言ってたっけな。
あれのこと…………！？
ふっとあの時の言葉がよみがえる
業「何忘れてんだよ俺は！！？？」
これか。これのことか。
そのあともクラスの大半の人が分からないようなことをまるで懺悔のようにぽつぽつと語る彼。
僕らはそっと、見守っていた。
わずかに、天海さんの肩が震えた
かと思えばいきなり振り向いてカルマ君のもとに飛び込む。
中「お〜？」(・∀・)ﾆﾔﾆﾔ
なんか数名ニヤニヤしてるけど…。
天海さんは、泣いていた。
……………カルマ君も、泣いていた。
いや、少し違うか。
泣きかけた、の方が正しいかも。
少し目が○んでいたから、合ってるかも。……………………あれ、どれが正しいんだろう？
天「遅かった。もう、どうしようもできない」
はい？
みんなから聞いてくれみたいな視線が強かった。
分かったからさ、あぁもう
渚「少し、説明してほしいかな…」
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作者名：海里 | 作成日時：2018年3月9日 16時
