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You side
用意された服に着替えていると
カシャっと
カメラの音が聞こえてきた。
振り向くと
璃杏が私の下着姿をスマホに収めていた。
『⋯なにしてんの?』
璃「お姉さんを好きなお友達がいて、これ渡したら20万くれるって言うから!使わせてもらうね!」
私の下着姿を売るってことだよね⋯?
どうせ、反抗しても私が悪いってなるから何も言わない。
璃「へぇ、何も言わないんだ。」
璃「とうとう諦めた?!自分の大好きだった人たち取られて!酷い扱いされてきたんだろうね!私のせいで!」
璃「あ、ちなみに辞めたの姉さんのせいじゃないよ?
私がこんなグループ嫌だからって言ってやめたんだ〜!
それを知りもしないでさ、私が泣くふりをしたら姉さんのこと責めまくって、ほんとバカだよね〜!!」
『⋯悪く言わないでくれない?私のメンバーなんだけど』
璃「ぶっ、あははっ!まだメンバーだと思ってんのー?!(笑)さっき、みんな言ってたよ?揃いも揃ってあいつはメンバーじゃない、ただの利用されてるロボット って!!!(笑)」
そっか。
そんなことしってたよ。あんたに言われなくても。
みんな私の事嫌いだもん。
『だから何?私はまだメンバーだと思ってるから。
メンバーに何かしたら一生許さないからね。』
笑う彼女にそう告げ、みんなのいる楽屋に戻った。
*
スタッフ「そろそろお願いしまーす。」
相変わらず、表の璃杏と楽しそうに話をしてる。
深「みんな行くよー」
深澤さんが声をかけ、ゾロゾロと楽屋を出ていく。
全「お願いしまーす」
スタジオに入っていくと、ニヤニヤと笑ってる璃杏。
何を企んでるの??
みんなが椅子に座り、収録が始まった。
普段絶対話さないメンバーとも話したり色々する。
じゃないと怪しまれちゃうからね。
そのまま順調に収録は進み、残り10分となった
司「では、最後に質問を1つしたいと思います!」
佐「お!?!?」
司「夢野さんに質問です!!」
みんな、なになに〜?とソワソワしている。
私もその1人だ。
司「この中で付き合うなら誰!?」
あー、この質問ね、良くされる。
でも最近はされてなかったな。
『圧倒的ふっかですね(笑)』
佐「は!?!?ふっかだと!?!?」
『1番やさしそう。』
深「内容薄っ!!」
深澤さんが突っ込んだところでカットが入った。
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作者名:むーか | 作成日時:2024年3月5日 14時