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You side
深「⋯⋯迷惑なんか、思わない。しょうがないでしょ、
女の子なんだから。そもそもそれ、前に言ったよね?
無理だけはすんなって、体調悪かったら言えって。」
''ほら、ココア。それで倒れられたら俺らが困るでしょ?''
''ありがとう、ふっか''
''んーん、ゆっくり休みな。''
渡「いや待ってほんと迷惑だから。まじでさ
何勝手に倒れて、自分被害者ですよみたいな?
お前の自己管理が甘かっただけだろ。ふっかもさ、こいつがしてきたこと忘れたの?
お前じゃなくて璃杏だったら良かったのに。」
'璃杏だったら良かった'
何度も言われてきた言葉。
この言葉だけは、慣れることが出来ない。
邪魔とか、いらないとかは言われ慣れてたけど。
璃杏だったらって、比べられる言葉は、一向に慣れない。
『⋯そう、だね。璃杏だったら良かったかも』
そう言って自分の荷物をまとめる。
今日はここにいたくないや。
大好きだった、人たちと一緒にいたくない。
大好きだった、この場所も、今はいたくない。
そんな、嫌われることしたかなっ⋯。
この言葉を聞けないのは私が弱いだけ。
もっと強くなりたい。
でも怖い、いつ、この大好きな場所から追い出されるか
私はみんなのこと大好きなのに⋯。
『⋯こんな弱くてごめんなさい。先に帰るね。
明日までに振りちゃんと入れてくるから、、ふっk⋯、深澤さんも運んでくれてありがとうね。』
ほんと自分って嫌な奴。
自分勝手で。
メンバーと向き合いたいのに。
渡辺さんにもちゃんと反論しないといけないのに。
もー、嫌だね。
まるでさ、ただのロボットじゃん。
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作者名:むーか | 作成日時:2024年3月5日 14時