ロボットのように。 (ページ4)

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*

You side

今日は月一で私を地獄に落とす日。

そう、生理が来てしまった。

なるべく、メンバーには迷惑をかけないようにって思ってたのに。

岩本さんに気づかれてしまった。

さっきよりは振りが入っていて、シンクロして踊れるようになった。

岩「ここを少し上げてから２·３秒したら、斜めに下ろしてく。あ、そう！ふっか今の！康二は⋯⋯」

岩本さんの教え方が上手すぎる。

すぅっと体に入ってくるんだよね。

岩「じゃあ、通してやるよ？」

曲がかかった。

あ、やばい。

そう思ったけど、ギリ何とか耐えて、

フラフラする足を頑張って持ちこたえた。

岩「おっけー！今のよか＿＿＿」

なんか、水の中にいる感覚。

目の前が真っ暗になり始めた。

やばい、、、

岩本さんの声が⋯聞こえない。

『怒れ、る⋯⋯』

怒られる前に休憩しますっていえなくて。

冷たい床と体が思い切り当たったのを感じて

そのまま意識が無くなった。

*

深澤 side

へ？

なにこれ？どうゆう状況？

急にAが倒れた。

さっきまで清々しい顔をしながらみんなについて行ってた。

向「⋯おい、、おい！！！」

康二の声にハッとして

みんなが近くに駆け寄る。

声をかけてもビクともしない。

ただ、真っ青な顔をして倒れている。

向「Aっ！！おい！！！Aっ！！！！！」

佐「俺、マネージャーに伝えてくるっ」

阿「とりあえず、医務室運ばないとっ」

目「でも、誰が⋯⋯」

みんなが黙り込んだ。

深「いい、俺が運ぶよ。お前たちは練習してて」

Aをお姫様抱っこして、練習室を出た。

深「こいつ、こんな軽かったっけ。」

''はぁ？辰哉より軽いし！！''

''嘘つけ(笑)''

''一生彼女出来なくていいのに''

''それは違うだろぉ！？''

そんな会話したな⋯

ｺﾝｺﾝｯ

深「失礼します。深澤です」

「どうぞ。入って〜」

そっと、ベットの上に下ろす。

さっきよりも顔色が悪くなっていて、

このまま目を覚まさなかったら＿＿と変なことまで考えてしまった。

「また、貧血ね⋯。休むように言ってるのに。」

深「また⋯⋯？」

「あれ？聞いてないの？」

深「なにも⋯。」