ロボットのように。 (ページ21)

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You side

こうやってLIVEをやってるともちろん目につくものがあって。

''男好き'' ''メンバーに近づくな'' 等の文字。

気にしないようにしようと思っても、

頭と心はそうはいかなくて。

でも、

周りにファンの子がいてくれるから、

笑顔で立ってられる。

ステージ横の花道を通っていると

大好きです！と叫ばれありがとうねと言うと

はしゃぐように喜んでくれる。

可愛いなぁなんて思っていると

深「俺の方が好きだから！ごめんね？」

そう言って私の左手を持って歩き出した。

周りには歓声が上がり、私は顔が熱くなるのを感じた。

向「はぁ！？何あれ！！！ちょ！！ふかさん！！」

とマイク越しに叫ぶこーちゃん。

余計視線が痛い⋯⋯。

''深澤ー！！！！''

深「うぇ！？！？」

1人のファンの子がふっかに向かって叫ぶ。

''私のAから離れろぉぉ！！''

深「やーだね！！(わら)」

『⋯⋯ぶっ、、、(笑)あはっ、、ふっか、ごめんね？(笑)』

ふっかの手を振りほどってファンの子に投げキッス。

''ぎゃぁぁあ！！⋯⋯深澤辰哉ぁぁあ！ざまぁあみろお！！''

深「ねぇ？君俺のファンだよね？？え？？え？？」

''Aちゃん可愛い〜！！''

そういう彼女の右手にはふっかのうちわ。

『⋯あはっ、、はぁマジで面白(笑)ふっか(笑)』

深「ふっ、、笑いすぎじゃね！？」

『いや、面白すぎじゃん？(笑)』

1人でツボにハマってると、こーちゃんがなんやあそこ！
ずるい！！とか言い始めた。

『はい、そろそろ中央ステージ戻るよ〜』

ふっかの手を引いて戻る。

久々にこんなに笑ったな。

やっぱりファンの子って偉大だよね。

沢山笑わせてくれる。

深「どう？楽しい？」

マイクを外して耳もとでふっかの声。

『⋯楽しすぎる(笑)』

深「良かったわ」

ふっかの声と同時に自分の体が宙を舞った。

え？なに？

深「やっぱりA軽すぎでしょ！(わら)」

ふっかにお姫様抱っこされてます。

え？

これはさすがにさ、、、え？

リアコ泣くよ？？

ふっかのファン泣くよ？？いいの？？

大丈夫なの？？

少ししたら下ろされて、

こーちゃんがふっかを責めてる。

というか怒って拗ねてを繰り返してる。

深「さぁさぁ、もうそろトリオ曲始まるから！
みんな帰るよ〜〜〜」

またねー！と手を振りステージ裏に行く。