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岩本 side
あいつは、良い奴だった。
璃杏が加入してくるまでは。
俺たちが居ないところを狙って、璃杏を傷つけてたんだ。
殴るのもそうだし、バックが隠されることだって。
日常茶飯事になって行った。
最初は信じられなくて、唖然としてたんだけだ、
段々と人間性を疑っていって、俺たちは壊れたんだ。
もちろん、事務所に伝えた。
けど、
けど、、、、
璃杏が辞める羽目になった。
俺たちは なんであいつじゃないんだ あいつのせいで って
いつからか嫌い始め、パシリにしたり、ストレスの発散で殴ったりもした。
あいつが段々と、業務連絡以外LINEなんてしてこなくなって
仕事の時は仲良い風を装うようにして、自分をしまい始めた。
ロボットかのように。
俺とあいつは筋トレ仲間でもあり、甘党仲間でもあった。
すごく気があったんだ。
そんな仲間がいなくなったのは悲しいけど、自分のした事をしっかり反省して欲しい。
*
今日は新曲の振りを入れる日。
あいつは基本時間ギリギリに来る。
岩「始めるよ〜」
俺の声と同時にみんなが動き出す。
いつもは振りが1番って言っていいほど早く入る
あいつが苦戦していた。
岩「おい。今日どうした?いつももっと早く入るだろ」
『あぁ、、ごめんなさいっ、一旦休憩にして貰えませんか?
ほんと図々しくてごめんなさいっ』
いつからこんな弱くなったんだ。
''振りが入るまで休憩しない!!てか照!教えてよ!!''
って威張ってた癖に。
深「じゃ、一旦休憩にしようよ。俺も正直疲れた」
渡「はぁ、まぁふっかが言うなら。」
ってことで休憩時間になった。
岩「20分後再開するからね」
向「ええショット!!しょった!もっとバブみ出さな!」
渡「そのままでも充分バブいだろ。」
ラ「うわぁ〜自分で言っちゃったよ!」
周りが騒がしい中、1人だけ鏡に向かって練習している。
やっぱり、踊ってる姿はかっこいい。
『よしっ、はぁっ、⋯おぉ』
小さい声で喜んでんの知ってんだよ。
いやでも聞こえてくる。
岩「はーい、再開するよー」
深「えー?後3分あるじゃん。」
岩「最年長しっかり。ほらみんなも!」
深「くそぉ〜!!てか対して変わらないからな!?年!」
なんか言ってるふっかを放って、練習を再開した。
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作者名:むーか | 作成日時:2024年3月5日 14時