ロボットのように。 (ページ13)

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You side

朝起きると自分の部屋にいた。

しかもちゃんとベットの上に。

服は昨日のままだけど、メイクは落とされていた。

『うーっ、いってー⋯⋯』

頭が何故かズキズキする。

スマホに目をやると

２件のLINE。

しげちゃん昨日の帰り康二に送ってって頼んだから、康二に後でお礼言うんやで!

と

koji話したいことあんねんけどさ、今日の夜空いてる?

は？

いやいやいや、は？

何度目を擦ってもこーちゃんからのLINEで。

『いや意味わかんない、なになに、え？なに？』

まず返さないとだよね？

え？どうする？？

空いてません。？

いやいやどうなの？？人として。

空いてます。けど会いたくないです。？

いやいやいや無理言えない絶対。

どうしようと悩んでるうちにもう家を出る時間に。

A会わないとダメな要件ですか?

と送ってスマホを閉じた。

*

『今回から衣装の担当に加わりました、夢野です。
素人なので迷惑ばかり書けてしまうかもしれませんが、
精一杯やるつもりなのでよろしくお願いします！！』

ラ「⋯⋯これから、よろしくね！」

おぉ、まさかだ。

ラウちゃんから話しかけてくるなんて。

『うん！足引っ張らないように頑張るから！』

１曲１曲の衣装担当者を決めるところから始まる。

「さすがに全曲違うって言うのは難しいから、
似たような雰囲気の曲は同じ服でいきます。
なんの曲でどんな服にしたいか意見言ってくれる人いる？」

私は関われればなんでもいいと思っていたから、

周りの人を優先にそこから入ろうと思う。

璃「はい！私トリオ曲の衣装を担当したいです。
それぞれ個性があって、私なりにみんなの個性を引き出せたらなと思っています。」

トリオか⋯⋯楽しそうだなぁ、

ラ「俺もトリオがいいな。トリオは初めて担当したいと思ったし、楽しそう。」

「よし、じゃあ、ラウと璃杏！そこペアで１回考えてくれる？夢野さんは私とペアになって考えましょう！」

『はい！お願いします！！』

こうして衣装作りが始まった。

*

『今まで、君彼って同じ衣装だったり、色違い、キラキラしたのもあれば大人シックなものもありましたよね。
提案なんですが⋯⋯今回は家の雰囲気っていうのはどうでしょうか？』

「家の雰囲気⋯？」