ロボットのように。 (ページ11)

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*

向井 side

ﾌﾞｰﾌﾞｰ ♩

着信音とともにしげという文字。

しげから！珍しい！！

向「もしもしー？？どしたん！！」

重〈ははーっ、嬉しそうやな(笑)〉

向「だって珍しいやん！」

重〈あー、康二今家？〉

向「そやで！」

重〈おたくのお姫様酔っ払っちゃったんよ。〉

姫？？？

重〈俺、この後事務所戻らなあかんくなって、康二は同期やし、なんせメンバーやからさお願いできるかなって思ったんよ〉

向「姫って⋯」

重〈そんなん、夢ちゃんしかおらんよ！〉

夢ちゃん？？

夢ちゃんってあの？？

俺らのグループの？？？

向「酔ってるって⋯」

重〈いや、ベロベロ。このまま１人に出来んから、はよ来て欲しい〉

向「お、おん。分かった⋯⋯」

住所送るわーと電話を切られた。

え？あのAが？？

ベロベロになるほど呑んでたん？？

今までにないことやったから、びっくりしすぎて

思考停止してる。。

*

重「お、来よった！⋯ほら！康二来てくれたで！」

『んー⋯⋯』

めっちゃ顔赤いやん⋯、

なんでここまで呑ませてん！？

向「しげに迷惑かけたらあかんやん。ほら、帰るで」

と腕を引っ張る。

『んー？こーちゃん⋯⋯？？』

こーちゃん。

久々に聞いた。

向「おん、はよ帰るよ」

『こーちゃん！！⋯こーちゃんかぁ！！よく見えないなぁ⋯、でもこーちゃんの匂い！』

重「ほんま、こうなると面倒だわ。じゃ、俺会計済ませてくるから、Aのことよろしくな。」

向「え、ちょっ！」

いやいや、どないすんねん、これ。

『おんぶ！！こーちゃんおんぶして！！』

向「もぉ〜、、いつものAはどこ行ったん⋯」

仕方なく、この酔っ払いをおぶる。

軽いから別に害はあらへんけども⋯

店を出ると、重が外で待っていた。

Aに耳打ちをすると

じゃな！と行ってしまった。

おんぶしながらパーキングまで歩く。

歩いててもこの酔っ払いさんはうるさくて。

めちゃめちゃ動いてる。

向「ほんま危ないから動かんとって！！もー、なんでこんな呑んだん？？ばかなん？？」

『⋯私は、すのまんにいらない？』

って人の話聞いてへんし。

ましてやSnowManにいらない？って聞いてくるし、

なんなん？？

向「さーな。まぁでも、沢山のファンがいるから、
期待に応えないといかんのちゃう。」

『⋯⋯ごめんね。』

向「⋯なにが」

『こんな仲悪いSnowMan嫌だよね。』