・ ページ10
*
向井 side
ほなね!応援ありがとう!と言ってエレベーターを降りた。
ファンの子には悪いけど、今それどころちゃうねん。
Aちゃん、倒れてたりしたらどないしよ。。
ドアノブに手を当て、思い切り引く。
向「Aちゃんっ!!」
ドタドタと足音を立て、リビングに急ぐ。
Aちゃんの姿はなくて、急いで他の部屋も見る。
どこにおるんっ!?
最後に寝室の扉を開けるとベットの上でスマホを持ちながら寝てるAちゃん。
はぁー、ほんまよかった⋯。
向「⋯トーク画面開きっぱにして寝落ちって、アホなんか可愛ええんか、、、」
頭を撫でて掛け布団をかける。
『⋯んん、、こーちゃ⋯ん、』
俺の事好きすぎやん⋯、
どんな夢見てるんー??(笑)
むにゃむにゃしちゃって、、かわええやん。
すぐ来るからねとちゅっとおでこにキスを落とし、
リビングに行く。
向「めちゃめちゃええ匂いするねんけど⋯!!」
この匂いっ!!!
まさか!!青椒肉絲っ!!!
急いで青椒肉絲を温めて、ご飯を盛る。
きっと、待っててくれたんよな。俺が帰ってくるの。
でも起こす訳にはいかんから、先食べちゃうね。
向「いただきます⋯!」
っ!?
なんこれ!、!
ほんまおかんなみなんやけど!?
ガチャッ!!!
一人で黙々と食べてると突然リビングの扉が開いた。
『こーちゃんっ!!、』
俺を見つけると同時に抱きついてくるAちゃん。
俺も直ぐに手を後ろに回して
ただいま と言うと
『おかえりっ。ずっと待ってたよ!』
って可愛く笑うから意地悪したくなる。
向「スマホ持って既読つけたまま寝た人どなたですかー」
『うわっ、私またやっちゃったっ!?もー、、、』
向「ええねんええねん。俺のせいで寝ちゃうんやもん。
可愛いからそのままでいてな。」
『ありがとー!何かあった時はこーちゃんがすぐ飛んできてくれるでしょ??(笑)』
向「おん!すぐ行くわ!!」
『あ、ねぇこの青椒肉絲どう??』
向「俺のおかんなみに美味いよ!!ホンマに!!」
*
お風呂も済ませて、色々終わった頃にはもう0時を回るところだった。
Aちゃんもこーちゃんが出てくるまで起きてる!言うてたけど、さすがに寝てしもうたみたい。
ほんま寝顔が赤ちゃんやねんなぁ⋯
すべすべのほっぺを触るとむにゃむにゃしながら
そっぽを向いた。
⋯かわい。
546人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:むーか | 作成日時:2024年2月27日 17時