私の彼氏は犬系ですか⋯？ (ページ5)

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テレビ局って言ってたからきたけど、ガチのテレビ局じゃん。

『いや、まぁ、そりゃそうか⋯』

少し緊張するなぁ、

恐る恐る自動扉をくぐり、中に入る。

メガネかけてる身長高い男の人⋯⋯

あ、あの人だ！

康二くんがマネージャーさんの特徴を送ってくれた。

『すみまs』

呼ぼうとしたらﾄﾝﾄﾝっと肩を叩かれる。

『はい⋯ってえぇっ、「シー！！俺今ここにいないことになってるので、ちょっと来て貰えません？」』

そこには帽子をかぶったふっかさんこと深澤辰哉さんがいた。

腕を引かれて、関係者しか来れないようなところまで連れてこられる。

『⋯⋯あ、あの！』

深「ごめんねー？急に呼び止めちゃって」

『⋯何してるんですか、』

深「え、」

『だからっ、何してるんですか！』

深「⋯もしかして、いや、もしかしなくてもですけど怒ってます⋯？」

『当たり前じゃないですか！！もし私がファンで入ってきただけだったらどうするんですか！？⋯⋯深澤さんはアイドルなんですよ！？』

ついついカーッとなって怒ってしまった。

やばいなぁ、どうしよう。

取り返しのつかないことをした、、、

これでこーちゃんが嫌われたりしたら⋯、あーもうなにやってんの私、、

深「⋯ふっ、、(わら)あー良かった、」

⋯⋯私が焦ってた時間を返して欲しい。

なんで笑ってんだ。

深「にしてもほんとに可愛いですね(わら)」

『メンバーの彼女口説かないでください、』

深「ははっ、こんな子初めてだわっ、(わら)」

ちょっと着いてきてと腕を引っ張られる。

『私、康二くんにしか興味無いですよ？』

深「ははっ、、分かってるわかってるよ(わら)その服装といい、その髪の毛、康二のタイプまんまじゃん(わら)」

えっ、

待って待ってバレた？？？え？？

深「バレた？って顔してるけど、わかりやすいよ、結構」

てか。どこまで行くんだろう。

私は康二くんの台本を⋯⋯

深「マネージャーじゃなくて、本人に直接会って渡したいでしょ？(わら)ほら入った入った。」

『えっ！？！？ちょっと待ってください！！』

聞いてない聞いてない。

今の感じ康二くんに直接渡せってことだよね？？

無理無理無理、うっすらしかメイクしてないし！！

『無理ですって！帰ります！！これ渡しておいてください！』

深「え、？だめだめ！！ほらはやく！！こんな所見つかったら大変だよ！？」