私の彼氏は犬系ですか⋯？ (ページ4)

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深「えぇ〜！！めっちゃ可愛いじゃん！」

ラ「ますます会いたくなってきた！」

佐「⋯⋯ほんとに康二の彼女！？」

向「ほんまに俺の彼女やし、そんな見んといて！！もぅ！」

康二ってこんなヘラってたっけ！？って突っ込んでくるさっくん。

ヘラってへん！！！愛や！愛！！

奪い取ったスマホから着信音がながれ始めた。

向「だれ⋯て、っもしもし？どしたん！？」

〈もしもし？？こーちゃん急にごめんね？？ドラマの台本忘れてるよ！〉

向「ほんまに！？まじかぁ⋯⋯どないしよ。」

〈私今日休みだし、届けようか？？現在地送ってくれたら届けに行くよ！！〉

向「ほんまに？？⋯でも、今テレビ局おんねんな。他の出演者さんに絡まれたりしたら大変やから大丈夫よ」

〈大丈夫だよ！！！エントランスみたいなところまでしか行かないし！マネージャーさんとか、スタッフさんに渡したらいいかな？？〉

向「んー⋯、ほんまに大丈夫？絡まれない？」

〈うん！大丈夫だよ！！〉

向「休みの日にゴメンなー？？はよ会いたいから仕事終わったらすぐ帰るわ！」

〈へへっ、うん！！待ってるよ！じゃあ、届けに行くね！〉

またねー！嬉しそうな声と同時に切れる音。

向「ほんま、かわええ⋯(ぼそっ)」

やたら楽屋が静かだと思ったらみんなこっちを見てニヤニヤしてる。

なに、なんや。

宮「彼女さん来るの？？」

向「⋯台本忘れてん、届けてくれるって」

佐「えー、佐久間さんも会いたい！」

向「俺だって会いたいわ！⋯⋯でも、共演者さんとかいるから、マネに頼む。」

あー、そっかぁと落ち込む佐久間くん。

深「マネに言わなくて大丈夫なの？」

あ、そっか、言わなあかんやん。

向「ちょっと言ってくるわ。」

そう言って楽屋から出た。

ふっかさんが何を企んでるのかも知らずに。