犬が居ない日 ページ18
*
向井 side
向「⋯だて？珍しいな。どしたん？」
宮「今日一緒に帰ろ。俺の家に」
向「⋯⋯はぇ？？」
ほんま、だてが冗談を言うなんて珍しいな。(笑)
宮「冗談じゃなくて、⋯桜上さんに頼まれた。」
向「え？Aちゃんに⋯？」
宮「うん。しばらく泊めてあげてほしいって。」
深「確かにね。危ないもんな。」
なんで、
なんで勝手なことするん⋯？
向「嫌や。帰る。」
岩「ちょっと、康二、桜上さんの気持ちも考えろよっ」
なんなん。
俺の気持ちはどうでもええってこと？
向「嫌やもんっ！」
俺の家はあそこやもん。
Aちゃんがいる、あそこやもん。
宮「⋯⋯こーじ。桜上さんも、康二と離れるの⋯「嫌！！帰るねん！！Aに何かあったらどうするん！？」⋯」
向「⋯なんで、俺になんも言わず、、離れていくん？
少しくらい、相談してくれても⋯」
佐「こーじ⋯」
宮「康二が寂しがると思って話さなかったんだって。」
向「そんなんっ、急に言われた方がっ、寂しいしっ⋯
余計傷つくねんっ⋯！！」
目「ちょっ、康二！！」
だから と続けようとするだてを突き飛ばした。
宮「いたっ⋯」
渡「おい、！」
宮「このくらい大丈夫。」
あっ、どないしよ、、
向「ご、ごめっ「お前さ、涼太に当たるなよ」」
渡「お前の彼女さんも、お前のこと考えて涼太に頼んだんだろ？そりゃ、今急に言われても困惑する康二の気持ちも分かるけどさ、お前を安全な所に居させたいんだよ⋯。
分かってやれってっ⋯。」
ラ「⋯だてさん、足とか手首とか捻ってない？大丈夫？」
ほんま、何してんやろ。
Aちゃんにも迷惑かけて、メンバーにも迷惑かけてる。
こんなことして、俺⋯
佐「康二、 迷惑かけて とか思うなよ？迷惑かけてこその仲間だろ？素直に頼ればいいの！」
さっくん⋯
向「だて、ごめんな？？痛かったよな。」
宮「まぁ、びっくりはしたけど康二も唐突だったから気持ちの整理つかなくてしょうがないよ。
大丈夫だよ。そんな気にしないで」
向「だて⋯っ」
宮「あー、、こっちの方が面倒だわ」
向「なんでやっ！！」
そう言いながらも俺の背中をトントンして
笑ってくれんねん。
みんなも、ほんまありがとう。
Aちゃんに
何かあったらすぐ呼ぶこと
俺が電話出なかったらほかのメンバーに電話すること
(みんな快くOK)
これだけを伝えた。
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作者名：むーか | 作成日時：2024年2月27日 17時
