S t o r y 1 . ページ2
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キィィィィィィィィッッ _________ ドンッッッ!!
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「 …… ち 、 ねん … ? 」
「 … 」
「 … おい 、 知念 … なあ 、 返事しろよ … っ 」
「 … 」
あの日から 、
俺の時間は 、 止まってしまった 。
隣が寂しくて 、 アイツが居ないのが悔しくて 。
「 知念 … ____ 」
俺は 、 〝 死 〟 を選んだ 。
______ 。
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『 ダメだよ涼介 。 』
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『 そんなの 、 僕が許さない 』
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「 … ん 、 」
「 あ 、 山ちゃん … !! 」
目を覚ますと見えたのは 、 白い天井と涙を浮かべた顔 。
視界いっぱいに見えたその顔は 、 俺を見るとすぐに離れた。
「 よかった … 山田 、 無事か ? 」
「 … え 、 俺 … ____ 」
ゆっくり起き上がって 、 周りを見渡す 。
そこには 、 見覚えのある7つの顔 。
「 っあれ 、 知念は ________ ぁ 、 」
そこまで言いかけて 、 言葉を飲み込んだ 。
______ 知念は 、 もうこの世に居ないんだ 。
「 … 」
「 … や 、 山田 。 退院したら 、 知念のとこ行こうぜ ! 」
「 … ああ 、 」
そう言うと 、 皆は立ち上がった 。
「 … じゃ 、 また来るから 。 これから仕事なんだ 、 」
「 … おう 、 頑張れよ 」
「 ん 、 さんきゅーな 。 お前も早く元気になれよ 」
俺を見てにっこり笑った大ちゃん 。
薮くんを先頭に 、 皆が出ていった 。
「 … はあ 、 」
1人になってため息をついた 、 その時 。
『 ____ 涼介 』
「 … !? 」
.
何処からか 、 声が聞こえた 。
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作者名:兎愛 | 作成日時:2017年1月5日 21時