もっと頼ってほしかった 〜２〜

雄也 ページ47

雄也side









今日は肺の腫瘍摘出手術の日









なんとか休みをもらって今日は俺が一日中付き添う









あ「じゃあねお兄ちゃん」









「あぁ、また後でな！頑張れよ！」









あ「頑張るもなにも私は寝てるだけだよ笑」








「まぁ、確かにそうだな笑！」









看「では、そろそろ……」









「お願いします！」









手術中のランプが消えたのは手術開始から4時間経ったあとだった









慧と侑李も駆けつけてやってきた









「先生！Aは……」









櫻「手術は無事成功しました。腫瘍も取れるだけ取りました。」









「ありがとうございます！」








櫻「ですが、取り切れなかった腫瘍もあるのでこれからは脳と一緒に抗がん剤を進めていきます。」









「「よろしくお願いします。」」









櫻「それともう一つ話が……」








慧「はい？、」








櫻「今回投与する予定の抗がん剤はかなり副作用が強いです。おそらく、精神的にも肉体的にも辛い日々が続くと思うのでご家族のみなさんで支えてあげてください。
もちろん、私たちも全力でサポートさせてもらいます。」









慧「はい。わかりました！」









この時は俺も医者だから治療の辛さはわかってるつもりだった









だけど…………

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