もっと頼ってほしかった 〜２〜

侑李 ページ37

侑李side









舞が発作を起こして１週間が経った








容態も少し安定してきて今日、ナースステーションの前の病室からいつもの病室に戻れた









今回はかなり精神的にきつかったらしく、少し退行してた









今はそれが悩み







まぁ、しょうがないけどね









舞「侑にぃ〜涙。」





「ほら、どうしたの〜？泣いてたら可愛いお顔が台無しになっちゃうよ」





舞「慧にぃ、今日来るって言ってたのに！ねぇ〜なんで来てくれないの？舞のこと嫌いになったの？涙」









えっと、確か慧にぃAのところ行くって言ってたっけ？









あぁ、でも舞知らないのか。Aの病気のこと









「今日ねA熱出たらしくて、慧にぃが家に帰って看病してるみたい」







舞「なんでよ〜！舞の方がしんどいのに！嫌だ！慧にぃ来るの！呼んで！」









「こら、わがまま言わないの」








舞「もう侑にぃなんか大っ嫌い！涙」









そう言って布団にもぐって泣き出した






「そんなに泣いてたら苦しくなるよ。出ておいで」





舞「イヤ！」






「んー、もう分かったから。慧にぃ呼んであげるから」

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