もっと頼ってほしかった 〜２〜

裕翔 ページ21

裕翔side









〜1週間後〜





結局、全員で病院に行くことにした









いつもはうるさい車内だけど、今日は誰ひとり喋らなかった









病院に着き、Aが入院する病棟に行った






宏｢すいません、八乙女です。櫻井先生お願いします｣





看｢すいませんが櫻井先生は今手術中で。｣






宏｢あっ、わかりました。Aの病室で待っときます。｣






看｢わかりました。伝えときます｣





宏｢よろしくお願いします｣









そして、俺達はAの病室に向かった









病室に入ってまず目にしたのは、前にあった時よりも明らかに痩せ、辛そうに1人で吐いてる姿だった









なぜか分からないけど、体が勝手に動いて気づいたらAの背中をさすっていた









あ｢裕…にぃ……？｣







｢そうだよ。｣









あ｢裕にぃの……ハァハァ…手、…あったかいね……｣









なぜだか分からないけどその言葉に涙が出そうになった

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