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大野side
Ｓ「...そんな感じ。」
Ｏ「うん...そっか。」
全然知らなかった、そんな話。
相談されたことはなかったし、ニノでさえ驚いた様子だ。本当に一人でずっと抱え込んできたのだろう。
話終えた彼は、肩の荷が下りたような表情をしていた。
言葉って、残酷なんだな。
人は何か身体的傷害を負っても、前を向いていれば傷は癒え、また立ち上がれる。
それは他人の目から見ても分かりやすく、人を傷つければ誰もがそれを実感する。
だが、...精神的に傷を負った場合。
傷は自然には癒えないし、いつのまにか立ち直れるわけでもなく。
もし立ち直れても、その傷跡は一生消えないもので、忘れることはないのだ。
そして何より、...人を言葉で傷つけても、傷つけた当人は気がつかないことがある。
気がついていても、目には見えない傷をつけたときの罪悪感など対して大きくはない。
翔くんの話を聞いて改めて実感した。
...でも
Ｏ「翔くんの抱えてたものはわかった。でも、どうして最近、無理してたの。」
その話だけでは、そこまでわからない。
そこだけならば、ニノと大きくは変わらないはずだ。
俺は...俺らは、医者だけど、一緒に暮らしてるけど、気持ちまではわかんないんだ。
翔くんの話から別のことを推測したり、根本的な性格を理解したり、なんてカウンセラーさんみたいなことはできない。
だからさ、教えてくれ、考えてること全部。
Ｓ「えっと...特に何かあった訳じゃないんだよね...。」
Ａ「...というと？」
Ｓ「なんか...こう、日々の生活の中でちょっとずつストレス溜まってった感じなのかな。
学校の人たちは、中学のときより全然理解してくれてるけど、やっぱりたまに引っ掛かること言われたりするしさ。」
もっと、もっと本音が聞きたいんだよ。そんな客観的にみたような話じゃなくて。
Ｓ「だから、さ...。」
素直な思いを。
Ｓ「...怖かったんだ、また、何か言われて自分が傷つくのが。」
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橙空(プロフ) - ritsuさん» すみません、返信遅くなりました！コメントありがとうございます(*´-`)楽しみにしていていただけているようで、嬉しいです。これからも更新頑張ります！ (2018年9月22日 8時) (
レス) id: 8618996bea (このIDを非表示/違反報告)
ritsu(プロフ) - はじめまして。いつも楽しみに読ませて貰っています。続き楽しみにしていました！翔くんが皆になんて言うのか、すごく楽しみです＼(^o^)／ (2018年9月11日 17時) (レス) id: 52872926f5 (このIDを非表示/違反報告)
橙空(プロフ) - ちょこさん» リクエストしてくださりありがとうございました！ちょこさんのアイデアのリクエストで、楽しくこの小説を書くことができています！更新が遅いですが、きちんと書ききるつもりなので、頑張ります！ (2018年9月11日 13時) (レス) id: 8618996bea (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - 遅れてしまってすみません、あのときリクエストさせていただいたちょこです！リクエストを書いてくださり、本当にありがとうございます！いつも楽しく読ませていただいています。更新頑張ってください、応援してます！ (2018年8月15日 0時) (レス) id: 41ca308e38 (このIDを非表示/違反報告)
橙空(プロフ) - moaiさん» コメントありがとうございます！更新が不安定になってしまっていて申し訳ありません...。頑張ります！ (2018年7月31日 12時) (レス) id: 8618996bea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：橙空 | 作成日時：2018年4月16日 22時
