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大野side
「...なあ、智。」
Ｏ「なんだよ岡田。」
「お前さ、翔と話してこい。
もう行って平気だから。
なんで今回の発作が起きたか、本人から聞け。」
診察室で、それだけ言われた。
普段ならもっと色んな報告を受けるんだけど。
どこか責めるようなその口ぶりに、逆らうわけもなく翔くんの病室へ向かった。
知ってる...なんて言ったら嘘になる。
わかんないんだよ、発作の理由。
岡田があんなこと言うんだから、きっと原因は俺なんだ。
Ｏ「...あれ？」
ガコン
病室近く、自販機でお茶を買っていたのは、
Ｓ「あ...智くん。」
嬉しそうに笑った翔くんだった。
そのまま横にあったベンチに座った翔くんは、
Ｓ「智くんも座りなよ。」
促されるまま彼の隣に座ると、これまた嬉しそうにニコニコ笑うのだ。
Ｏ「翔くん...。」
Ｓ「ん？何？」
言葉は出せなかった。
今、このときの笑顔を少しでも壊したくなかった。
Ｏ「...もう、大丈夫そう？」
Ｓ「うん、もちろん。だからこうして動き回ってるし。」
Ｏ「そっか。」
Ｓ「うん。」
表情を崩さない彼が、少し怖くなった。
少し、この場から逃げたくなった。
考えを見透かされているような気がする、翔くんの黒い目がおいらを捕らえて離さない。
Ｏ「翔くん、おいら、ちょっと...」
Ｓ「え？」
声を絞り出すと、食いぎみに。
こんなに彼と話すのが怖いなんて初めてだ。
Ｓ「...もう帰っちゃうの？」
俯いた翔くんは、表情が見えないことがまた怖かった。
けど、同時に悲しみが溢れだしたような気がする。
このまま逃げてしまうと、翔くんは消えてしまうんじゃないかって。
そんなこと思うくらいに。
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nanakunkotohime(プロフ) - 別でお願いいたします。更新楽しくしてます。 (2018年3月8日 21時) (
レス) id: d6f2707cf7 (このIDを非表示/違反報告)
橙空(プロフ) - nanakunkotohimeさん» リクエストありがとうございます！１つ目のコメントと２つ目のコメントで別のリクエストということでよろしいのでしょうか？ここまで読んでいただいてありがとうございました。これからも楽しんでいただけたらと思います。 (2018年3月8日 20時) (レス) id: 8618996bea (このIDを非表示/違反報告)
nanakunkotohime(プロフ) - リクエスト可能であれば、 体調悪いのを隠して学校へ行ってしまい、 学校で二人揃って発作を起こしてしまう。後で叱られるがニノは懲りずに、何度が体調不良の隠して学校での発作 を起こして 早退を繰り返し、落ち着くまで学校に行くのを禁止されてしまうこと 。 (2018年3月7日 23時) (レス) id: d6f2707cf7 (このIDを非表示/違反報告)
nanakunkotohime(プロフ) - はじめまして。いつも楽しく拝見してます。 リクエスト可能であれば、翔くんの長期入院中、３人に迷惑をかけていけないと何度も発作を起こして しまうが みんなに言わず我慢してしまうニノ。家で一人と時に、大きな発作 を起こしてしまい意識不明重体に なってしまう (2018年3月7日 23時) (レス) id: d6f2707cf7 (このIDを非表示/違反報告)
橙空(プロフ) - まめさん» リクエストありがとうございます！待っていただくことになってすみません！テスト期間が終わったので、もう少し更新速度はマシになると思います。ここまでこの小説を読んでいただいてありがとうございました！これからもよろしくお願いします。 (2018年3月7日 22時) (レス) id: 8618996bea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：橙空 | 作成日時：2017年12月11日 18時
