怖いんじゃん。 ページ2
緑谷side
「席につけ」
いつも通りの変わらない朝に一点の違いがやってきた。
「今日からこのクラスに本格的に参加することになった養護教室生徒、十屋Aだ」
『よ、よろしくね』
「「えええぇええ！！？」」
白髪の中にギラリと光る赤い瞳は全てを見透かしたような風格で、こちらを威圧する勢いだ。
歪めた口元から覗く鋭い八重歯は相手を噛み千切れるほどに尖っていた。
一言で表すと多分ほとんどの人はこう言うだろう。
「怖いぃぃいい！！！」
クラスでの1番のビビリ峰田が遠慮なしにそう叫ぶ。
(なんですぐ言っちゃうの！？)
「峰田くん！彼の気持ちも考えたまえ！」
「最低ですわよ！」
目の前にいる十屋に目線を移すと眉毛が少し垂れた。
『ショータさん...やっぱ俺帰る。この教室無理！』
「！待て、もう少しだけ耐えろ。」
『気心知れてるセメントス先生と一緒の方がまだ暴走しない。しないゼッタイ、だから帰る』
首根っこを掴まれてギリギリクラスから足を出していない状態。
勇気を振り絞ってみた。
「っっぼぼぼぼぼぼく！緑谷、出久って言うんだ、よろしくね十屋くん！」
『....なんで無理すんの？』
「え。」
『関わりたくないって匂いがプンプンする。完全に俺のこと恐怖の対象としてみてるじゃん。』
その瞬間にクラスが煙に立ちこまれた。
『かえっから！』
それが十屋くんのその日に聞いた最後の言葉だった
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redapple(プロフ) - 更新待ってます(*≧∀≦*) (2017年5月22日 12時) (
レス) id: b940bce3cf (このIDを非表示/違反報告)
レオ - 相澤先生との絡み最高です/////応援してます頑張ってください (2017年3月19日 3時) (レス) id: bf6acc7bbc (このIDを非表示/違反報告)
闇音 - 続編？おめでとうございま〜す！相澤先生なんて言ったんでしょう・・・気になりますね〜! (2017年1月15日 20時) (レス) id: f267177af2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵比寿左文字 | 作成日時：2016年12月29日 17時
