きらめきめもり (ページ25)

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...

次の日の朝、
どたばたしながらも無事に亮ちゃんを送り届け、

「亮ちゃん、またねっ」

亮「ありがとうぅ」

まだ眠そうな亮ちゃんと別れたあとのんちゃんの家まで迎えに行った。

「おはよう」

『おはよう。運転変わるよ、ありがとう』

いつも通りのんちゃんが運転する車へと変身っ。

昨日はとても楽しかった。
今日ののんちゃんはきっとうきうきしてて目が輝いてると思っていたのに…、

「あ、あのぅー。なんか暗くない？」

『アァ、まァ』

「え？なに？なんで？昨日あの後なにあったの？？！」

私の予想では、あの後ふたりで昔話しに花が咲かせちゃったりして♡そこからどんどんいい感じに…！

『あのあと、昔の話したりしてたんだけど』

「うん」

『あ、そう言えばAちゃんと帰れたかな？ってやっぱなるじゃん』

「のんちゃん♡」

あのあと大学時代の話に花を咲かせ、

『A、ちゃんと帰ったかな』

『将暉が付いていってると思うし、大丈夫と思うけど。どうかな？連絡してみようか？』

『あ、お願いします。運転してたら出られなくてパニックでも起こされたら困るので、はは』

『ちょっと待ってね、１回らいんしてみるよ』

それがきっかけで、

『Aさんの担当になって何年だっけ？』

『私はAがデビューすると同時なんで』

とか、

『アァ！あのドラマ観てた！それでAさんと将暉が一緒になったら面白いだろな～って思ってたんだよね
』

『分かります！私ももちろん菅田さんのドラマも映画もめちゃくちゃ観てるので、Aと一緒にお仕事してもらえたらいいな～って思ってたんですよ！』

と…、

『恋愛のれの字も出ることなく、』

「な、なんか…ごめんなさい」

『Aと菅田さんの話で盛り上がって、いい時間になって解散したわ』

「少しばかり思っていた様子と…」

『少しどころか全然ちがうわ！！！』

「ヒィ！！ごめんなさいっっ」

恋の始まりすら感じられなかったとがっかりしているのんちゃんだけど、

「私はのんちゃんと先輩、本当にお似合いだと思ったよ！」

『…はァ、気長に頑張るわ』

「うんうん。よし、また親睦会を！」

『それは言ってた。先輩も』

「近々しようね？！ね？！ね？！」

『ハイハイ、ありがとう。…で？Aは菅田さんに送ってもらってどうだった？』

直球の質問。